若松氏がみた中日・小笠原慎之介

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2017年06月25日 10:12  ベースボールキング

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 24日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』で解説を務めた若松勉氏が、同日に行われた巨人戦に先発した中日・小笠原慎之介の投球について語った。

 小笠原は“オール右打線”で組んできた巨人打線に挑んだ。初回、先頭の長野久義にレフト前ヒット、続く山本泰寛の犠打で、いきなり得点圏に走者を背負う。プロ2年目の19歳、立ち上がり慌ててしまう場面だが、小笠原は冷静だった。坂本勇人をインコースのストレートで二飛に仕留めると、マギーもインコースのストレートで右飛に打ち取り、このピンチを無失点で切り抜ける。

 若松氏は立ち上がりの小笠原について「思い切って右バッターのインサイドに放っている。あとはコースがいいですよね。基本的に間違ったコースに放っていない」と評価した。

 2回は一死後、村田修一に内野安打を許したが、後続を打ち取り無失点。圧巻だったのは3回、マイコラスをインコースのストレートで空振り三振、続く長野を外角のチェンジアップで空振り三振、最後は山本を高めのチェンジアップで空振り三振と、三者連続三振に仕留めた。

 若松氏は小笠原のチェンジアップに注目し、「ストライクを取りに行くチェンジアップと、三振を取りに行くチェンジアップを使い分けている。腕の振りが本当に同じなので、見分けるのが難しいですね」と話した。

 小笠原は、4回以降もスコアボードに0を並べていく。四球での出塁を許したが2回、村田にヒットを許したのを最後に3回から8回まで巨人打線をノーヒットに抑える。

 完封が見えた9回は、先頭の山本にフェンス直撃の二塁打で出塁を許す。続く坂本を右飛も、マギーに左中間スタンドへ2ランを浴びた。小笠原はここで無念の降板。この日は8回1/3を投げて、4安打7奪三振4四死球2失点という内容だった。

 若松氏は9回途中2失点に抑えた小笠原について「そんなにスピードガンでは出てないんですけど、ベース盤でみた速さは相当ですよね」とし、「右バッターのインサイドにクロスしてくるストレートが素晴らしかった」と絶賛。「最後のインタビューも強気ですよね。相当自信もっているんでしょうね。素晴らしかった」と強気の姿勢も気に入ったようだ。

 今回は9回途中で降板となったが、次回の登板以降に、完封勝利を期待したいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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