モーニング娘。’17は今、変革と激動の中にある 電撃移籍果たした森戸知沙希の活躍に期待

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2017年09月10日 07:02  リアルサウンド

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 モーニング娘。’17が、9月14日にグループ結成20周年を迎える。当日には、新木場 STUDIO COASTにて『モーニング娘。結成20周年記念イベント 〜21年目もがんばっていきまっしょい!〜』が開催され、12月までサブタイトルに「We are MORNING MUSUME」と冠したツアーも続く。『MUSIC STATION ウルトラFES 2017』(テレビ朝日系)への出演、64thシングル『邪魔しないで Here We Go!/弩級のゴーサイン/若いんだし!』のリリースと、ホットな話題は尽きないが、モー娘。は今変革と激動の中にあると言える。


(関連:モーニング娘。’17、加賀楓&横山玲奈のWセンターで“新たな時代”どう迎える?


 まず話は、モー娘。が所属するハロー!プロジェクト全体が新体制へと移行したことに触れなければならない。今年6月、℃-uteがさいたまスーパーアリーナにて解散コンサート『Thank you team℃-ute』、同月に嗣永桃子が青海特設会場にてラストライブを開催した。℃-uteの矢島舞美卒業に伴い、ハロプロリーダーは矢島からアンジュルムの和田彩花へ。嗣永のカントリー・ガールズ卒業を受け、メンバーの森戸知沙希はモー娘。、梁川奈々美はJuice=Juice、船木結はアンジュルムにそれぞれ移籍してメインの活動を行い、カントリー・ガールズとの兼任が発表された。ハロプロ研修生からの昇格メンバーなど他にも動きはあるのだが、本記事ではモー娘。の14期生として一人、電撃移籍を果たした森戸に焦点を当てたい。


 ロカビリーやオールディーズなど、アメリカン・ポップスを歌ってきたカントリー・ガールズであるが、代表曲の「愛おしくってごめんね」や「わかっているのにごめんね」など、嗣永の恩恵もあってか、モー娘。と比べると可愛いイメージが強い。モー娘。のダンスの一番の特徴は、フォーメーションダンス。モー娘。のコンサートでは、メンバーを頭上から映した映像が随所で使用される。「ワクテカ Take a chance」「Help me!!」など、実際に観れば一目瞭然だが、Vの字のフォーメーションを基本に、一切その美しい形態は崩れることはない。このために、メンバーは素早い移動と、細かな場位置を覚えることとなるが、公開されている「ジェラシー ジェラシー」のダンスレッスン動画内で、このフォーメーションダンスに森戸が苦戦している様子が確認できる。少ない人数でのダンスとのギャップももちろんあるだろう。


 森戸は、小学一年生の頃からダンス経験を積み、モー娘。のオーディションを受けた経歴を持つ。カントリー・ガールズ加入当初、口数が少なく、大人しい彼女も、2年半の月日を経て、堂々とした雰囲気を持つようになった。現在、コンサートでは一部の楽曲のみに出演している。一曲一曲の難易度が高く、膨大に覚える楽曲もあり、モー娘。の20年の歴史は極めて重いことだろう。今月よりスタートする秋ツアーは、グループの20周年、森戸のツアー初参加、そして工藤遥の卒業ツアーも兼ねている。昨年、12月に13期生として加入した加賀楓、横山玲奈は春ツアーを完走し、すっかりモー娘。のメンバーとして定着した印象だ。森戸も今回のツアーを乗り越えることで真の41番目のモー娘。メンバーとして成長を遂げ、グループの歴史を背負っていくこととなる。(渡辺彰浩)


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