TWICE「Candy Pop」アニメMV制作秘話を京極尚彦監督が語る 「彼女たちに“ないもの”をあえて表現した」

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2018年02月11日 13:02  リアルサウンド

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 アジア発の9人組ガールズグループ、TWICEの最新シングル『Candy Pop』がリリースされた。この楽曲は、大切な人への気持ちを歌った、バレンタインの季節にぴったりのラブソングだ。そしてMVでは、『ラブライブ!』を筆頭にした人気アニメの監督として知られる京極尚彦監督と韓国の実写撮影チームが集結。アニメ表現と実写表現を巧みに融合させた映像の中で、TWICEメンバーがTVのスクリーンに映されたアニメの世界から現実へと飛び出して、落ち込んでいる女の子を励ましにいく様子が描かれている。日本を含むアジアの3つの国と地域から選抜されたTWICEというグループの成り立ち同様、各国のクリエイターによる魅力的なコラボレーションの場となった今回のMV制作について、京極尚彦監督に聞いた。(杉山 仁)


■「TWICEは“みんなに元気を与える存在”」


――「Candy Pop」のMVはTWICEチームから京極さんにオファーがあって実現したそうですが、京極さん自身も、実はMV監督になりたいと思っていた時期があったそうですね?


京極尚彦(以下、京極):そうですね。僕の世代は初めてデジタルで映像を編集できるようになった世代で、大学ではCGもやっていたので、学生時代は好きな音楽に自分で作った映像をつけて編集したりしていました。当時は宇多田ヒカルさんのMVを撮っていた紀里谷和明さんがいたりと、映像として新しいことをしていた人たちがMVの世界にたくさん集まっているイメージがあったんです。それに加えて僕自身もCGをやっていたことが、MVへの興味に結びついていたんだと思います。でも、もっとさかのぼれば小さい頃はマンガ家になりたいとも思っていて、そういうものが全部混ざって、最終的にアニメ業界に入った形でした。それもあって、今回MVのお話をいただいたときは嬉しかったですし、純粋に驚きました。最初は「僕でいいのかな」とも思っていましたね。とにかく「未知の世界だな」という感覚で、その時点では僕はTWICEのこともまだ知らなかったんですよ。そういう意味でも今回のお話をもらえたことは本当に嬉しかったです。色んなことを知るきっかけになったので。


――お話をもらって、まずは昨年2月に韓国でのライブを観に行ったそうですね。


京極:実際にライブを観させていただいて、僕が『ラブライブ!』で描いていたのと同じように、TWICEも「みんなに元気を与える存在」を体現しているグループなんだな、と感じました。最初は「自分が参加して何かできるんだろうか?」と若干不安もあったんですけど、そのライブを観て、自分の中でもイメージが湧いてきた感覚がありました。何かの縁だと思うんですが、『ラブライブ!』のμ’s(ミューズ)もちょうど9人なんですよね。『ラブライブ!』を監督していく中で、9人のバランスを考えるのがすごく難しかったんですが、TWICEはすでに9人それぞれに個性があって、お互いがお互いを引き立てあっているようにも感じられて、「ユニットとしてすごく魅力のある方たちだな」と思ったのを覚えていますね。


――そういえば、『ラブライブ!』のときはイベント登壇時に京極監督が「『何でこんなに人数が多いんだ……!』と思ったこともある」と話されていたと思います(笑)。


京極:言いましたね(笑)。というのも、仮に3〜4分の曲があるとして、その中で9人平等に、ひとりひとりに見せ場を作ってあげる作業はとても大変なんですよ。サッカーや野球のように「ひとりも欠けちゃいけない」という映像を作るのが、なかなか難しい作業でした。でも、『ラブライブ!』でそれをやれた経験が、今回のMVにも活きたんだと思います。


――今回のMVのストーリーや大まかなアイデアは、韓国チームが用意したものですか?


京極:最初は曲もない状態だったので、徐々に全体像を作っていく形でした。ただ、ストーリーについて一番アイデアを出してくださったのはTWICEのプロデューサーのJ.Y. Parkさんですね。J.Y. Parkさんがある程度アイデアを出してくださって、それを受けて僕ら日本のアニメーションチームと、韓国の実写の撮影チームとで話をしていきました。そこからは、海の向こうの人たちとキャッチボールをする日々が続いたという感じです。たとえるなら、こっちでギターで何となくメロディを弾いて送ったものに対して、向こうが編曲をして返してくれて、それを聴いてみたら作った要素がなくなっていて新しいギターソロが入っていたりとか、そういうイメージです(笑)。でも、向こうのチームも僕と同い年だったので、使っているソフトがほぼ同じで、感覚もお互いに共有できるものが多かったので、そういう意味ではストレスも少なく作業させていただきました。「ここはもうちょっとこうしてみる?」と提案しようと思ったら、向こうのチームも「こうしてみない?」と提案してくれて、「それそれ!」となったりもして。それはやはり、これまで同じようにCGを触ってきたからだと思いますね。


――キャラクターデザインはどんな風に考えていったんでしょう? 


京極:『ラブライブ!』だと等身が高く、ぽっちゃりとしたリアルな感じにしていましたけど、TWICEの場合はまず、実際のメンバーがとても魅力的で、あの9人に何かが足りないからアニメ化するわけではないと思ったんです。そこで、彼女たちにないものをあえて表現して、観てくれる方に楽しんでもらおうと思いました。セクシーな要素や大人びていて綺麗な魅力はすでに本人たちが持っているので、日曜の朝にやっているアニメのようなキュートさや幼さを加えることで、TWICEのファンの人たちより小さな女の子に興味を持ってもらえるようなものにもしようと考えていたと思います。コラボレーションするからには、何か別の魅力を加えることが重要だと思ったので。


――MVは物理的に尺が短いこともあって、その中で9人のメンバーの個性を出していく作業には、かなり大変な部分もあったのではないかと想像しました。


京極:そうですね。今回はアニメーターの方も何十人もかかわってくれているんですが、実際にメンバーに会っているのは僕を含めて数人しかいなかったんですよ。それに会えば会うほど、それぞれのメンバーの性格や魅力が分かってきて印象が変わりますし、本人たちもどんどん髪型が変わっていくので、僕は変わるたびに「ワッ!」と思っていました(笑)。もちろん、それはメンバーやファンの方々にとってはいいことですが、アニメは情報をデフォルメしてシンプルにしていく作業なので、キャラクターの個性が「目」や「髪形」に依存するところが大きいんですよ。そういう意味では、実写とすり合わせるのは難しい作業でした。あと、アニメは「可愛い」「幼い」という風に記号化しやすいですけど、記号化し過ぎると型にはめてしまうことになるので、そうならないようにも気をつけました。たとえば、ツウィさんだと、すごく美人でパーフェクトな感じですが、その中にも素の雰囲気が感じられるように意識してみたりと、何とか重層的なものにできないかと考えていました。メンバーのみなさんと会う回数が増えるたびに「こんな一面があるんだ」と発見がありました。もちろん、今でも全部は分かりきれていないと思いますけどね。


――それぞれのメンバーのことを「分かりたい!」と考えていくような作業だったんですね。


京極:やっぱり、写真だと分からないこともありますし、「話してみたら意外と元気だな」とか、「逆にクールだな」とか、そういうものがすべてキャラクターの奥行きに繋がっていくんですよ。たとえばダンスパートで奥にモモさんがいて、手前にダヒョンさんがいる場面では、手前のダヒョンさんを元気に、奥のモモさんをちょっとセクシーな表情にすることで、「甘い/辛い」じゃないですが、奥/手前のコントラストで個性を出すよう工夫しました。


■「変身時のポーズは、メンバーの個性や魅力を反映させた」


――ちょうどダンスパートの話になりましたが、京極さんは『プリティーリズム』シリーズのプリズムショー演出を担当し、『ラブライブ!』で監督を務め、その後『プリパラ』のライブ演出や『KING OF PRISM』のプリズムショー演出を担当されていて――。


京極:はい、『うた☆プリ(うたの☆プリンスさまっ♪)』(コンテを担当)もやってます(笑)。


――つまり、アニメのダンスパート表現は、監督の真骨頂のひとつだと思うのですが、今回のダンスパート演出では、これまでと比べてどんなことを考えていったのでしょう?


京極:今回はTWICEとコラボレーションしている雰囲気を出すためにも、踊っているパートはもとの振り付けをできるだけ忠実に再現しました。その際、『ラブライブ!』もそうだったんですが、今回はより等身を低くしたこともあって、さらにシルエットのつけ方には気を遣いました。アニメーションはシルエットの変化がないと映えないんですよ。だから、メンバーが付けているパーツを極力揺らすように工夫しています。人って動くところに目線が行きやすくて、アニメでツインテールの女の子が人気になるのも、実はそれが理由だったりするんです。なので、僕の作品を観てもらうと、ショートカットの女の子には髪留めやイヤリングを付けたりしていて、できるだけ全員が平等になるよう工夫しています。衣装は、今回はTWICEのみなさんがもともと着ていたものをアニメ化した形ですね。


――TWICEの振り付けはスピードが速く、アニメで表現するのはかなり難しそうです。


京極:難しかったですね。アニメのダンスパートで楽なのは、シルエットが大きく変わるタイプのものなんですが、今回特に難しかったのは<♪Candy Candy Pop Pop 君の〜>のところのような細かい動きでした。あそこは本当に難しかったです。あとは、ぴょんぴょん小さく跳んだりするのも、アニメでは難しい動きなんですよ。そこは工夫しないと、ただ絵がカタカタ動いているようになりかねません。TWICEのダンスはそういった要素も含む複合的なパートがずっと続くので、制作中は「凶悪だなぁ……」と思ったりもしました(笑)。でも、そこはアニメーターがすごく頑張ってくれたので、完成したときは「アニメでもこんなにアイドルが踊れるんだ……!」と感動しました。とはいえ、踊るパートについては『ラブライブ!』も少し感じさせながら、同時にキャラの個性が感じられる程度にわざととどめて、アニメ部分ではメンバーがひとりずつアニメから実写に変身していくパートをピークに持ってくることにしました。変身時のポーズは、実写部分のMV撮影に同行させていただいたときに感じたメンバーの個性や魅力を反映させたものです。このパートはアニメのメンバーのキャラクターや、星のようなパーツなど色んなものがバラバラの状態で用意されて、その間に実写をはさむ作業だったんですが、実写の加工は韓国チームが担当する仕事なので、自信と不安が入り混じるような作業でもありました。誰もやったことがないからこその難しさがありましたね。でも、ひとつよかったのは、最終的な仕上げの作業を、僕も韓国に行って向こうのチームと一緒にやらせてもらえたことですね。それがかなり大きかったと思います。そうでなければ、この仕上がりにはならなかったと思うので。


――CGを使ったカーチェイス・パートも躍動感溢れるものに仕上がっていますね。


京極:あの場面も、J.Y. Parkさんが用意してくれた大まかなストーリーボードに沿って、僕らで考えていきました。ここはなぜCGにしたかというと、ファンのみなさんとしてはMVではやっぱりメンバーを見たいわけですよね。だから、カーチェイス自体は極端な話、いらない要素でもあると思うんです。ただ、「ストーリー上このパートは入れる必要がある」となったときに、それなら、シーンとして観る価値のあるものを作ろうと思いました。CGでグリグリ動かすことによってピクサーのカートゥーン的な役割を持たせてあげた感覚ですね。そういう意味で、ひとつも無駄なカットがないのはMVならではの魅力だとも思います。


――車が曲がるシーンにかなり角度かついていて、それがドキドキ感を煽るようでした。


京極:あのシーンも、CGで曲がる動きをつけたあとに、手書きで煙の描写を足したりしています。そうやって表現をリッチなものに仕上げていくことで、ストーリーを説明するためだけに存在するパートにはならないように考えていきました。


――カーチェイスの舞台となるキャンディの国の世界観もかなり作り込まれていましたね。


京極:その部分はもう、制作チームがすごく頑張ってくれて、何度もテイクを重ねる中で完成させていきました。アニメのキャラクターだけではなく、実写のキャラクターもその世界の中に置いてみて、「もっとこうした方がいいな」「ここにメンバーを置こう」と決めていきました。あと、キャンディの国の世界観のヒントになったのは、韓国で実写パートのMV撮影を見学したときに行くことができた、MVに登場する女の子の部屋ですね。(最初はTVの中にいる)TWICEからすると、画面の向こう側(実写パート)があれぐらいの風景だから、それならこっち(アニメパート)はこれぐらいにしようと考えました。今回の色々な部分に言えることですが、僕が「こうしよう」と最初から決めていたものは少なくて、むしろTWICEのメンバーや韓国チームとのやりとりの中で答えを見つけていく感覚が強かったと思いますね。これは僕にとっては初めての経験でした。『プリティーリズム』や『ラブライブ!』では、どんなところで、どう踊るかも全部僕が決めていたので。本当にキャッチボールをしながらひとつのものを完成させていくような感覚だったと思います。最後にキャンディの世界から実写の世界にワープする部分も、「その後どうするんだろう?」と思っていたら、韓国チームが最後にオチをつけてくれたので面白かったですね。


――「Candy Pop」のMVが完成しての感想はいかがでしたか?


京極:簡単には言葉にはしづらい部分がありますけど、今回は色々な方との作業になったので、みんなで一緒に山を登り切って「ふう……」と安心するような、新しい充足感がありました。このひとつのMVには色々な人の力が加わっていて、きっと自分が見ていないところで頑張ってくださった方もたくさんいるはずで。そういうことも含めて、新しい感動がありました。アニメの監督の場合、最初に登る山を設定して、「富士山ぐらいの高さだから大丈夫だよ」とみんなを説得して、最後にエベレストまで連れていく、というのが僕らの仕事なんですよ。でも今回は、いくつか参加していたクルーのうちのひとつを担当したので、自分たちだけ先に行ってもいけないですし、途中でトラブルがあって計画がとん挫することもないまま最後まで行けたというのは、考えたら「奇跡に近いことだったんじゃないかな?」と思います。


■「周りには見せない部分も描いてみたい」


――制作を終えた今、京極さんがTWICEのメンバーそれぞれに感じている魅力も教えていただけますか?


京極:僕の勝手なイメージとしてですが(笑)、たとえばジョンヨンさんはボーイッシュでかっこいいイメージがあって、でも「きっとそれだけじゃないはずだなぁ」と思っていたら、ライブでは時折シャイな感じが垣間見えたりして、そういう部分はまた次の機会があれば表現してみたいと思いました。チェヨンさんの場合は絵が得意で、僕も彼女が書いた絵の素材を色々もらったので、それをMVのアニメパートで使ったりしましたね。お互い絵を描く人間として、どんなものに影響を受けたのか気になるメンバーです。


――ちなみに、その絵はどこに使われているんでしょう?


京極:アニメパートの序盤の停電するシーンのところで、壁にその絵を使わせてもらいました。他にはカーチェイスをしているシーンにも忍ばせているので、隠れミッキーのような感覚でどこにあるか探してもらえると嬉しいです(笑)。一方、ダヒョンさんは明るくて収録中に見ていても、「そのままな感じだな」と思いました。もちろん、彼女にもまだ自分には見えていない面があるはずなので、そういう部分も知ってみたいですね。


――モモさん、ミナさん、サナさんの日本人メンバーはどうですか?


京極:日本人のみなさんは言語が通じるので、実際に少しお話させてもらって言葉のニュアンスからその人の性格が伝わったりして、とても身近に感じました。全員関西人で、僕も関西人なので、その辺りも親近感がありましたね。ジヒョさんはあまり話せませんでしたが、MVが完成したときもすごく喜んでくれたし、リーダーとして立ち振る舞っているところがあって、しっかり者という印象を受けました。でも、同時に周りには見せない部分もあるはずで、次があればそういう部分もしっかり描いてみたいです。職業柄、こんな風に「次はこうしたい」と色々と考えてしまうんですよ(笑)。ただ、あくまで主役はTWICEのみなさんで、アニメはそれを邪魔しないようにしたかったので、完成したときにメンバーのみなさんが喜んでくれたことが本当に何よりでした。


――では、ナヨンさんとツウィさんは?


京極:ナヨンさんは、少しクールな雰囲気がある人で、女性が憧れる女性なのかな、と思いました。僕はこれまで、アニメでこういうタイプのキャラクターを描いたことがなかったので、これから機会があればそういうキャラクターにも挑戦してみたいです。ツウィさんはグループに広がりを持たせてくれる存在ですよね。TWICEは全員同じ国から出てきたグループではなくて、それぞれの出身地によってホームが変わるというところも、目から鱗の体験でした。


――確かに、TWICEには様々な出身地のメンバーが集まって、多様性を体現しているような雰囲気がありますね。今回実写とアニメ表現による斬新なコラボレーションが実現したわけですが、今後TWICEのみなさんとやってみたいことがあれば教えてください。


京極:今回MVを作るのが大変だということは分かりましたけど、逆に言えばこんなことができるのはこのチームだけだとも思うので、アニメの短編でも、MVに一瞬入るインサートでも、何かまたお手伝いさせていただけたら嬉しいです。とはいえ、あくまで主役はTWICEの9人なので、お客さんの求めているものとアニメーションが合う瞬間が来たら、そのときはぜひ呼んでいただきたいです。僕は『ラブライブ!』の後にフルデジタル作画でアニメ作品も作っていますけど、その一番顕著なものが『宝石の国』(2017年)で、あの作品は「ジブリのような背景」と「3Dのキャラクター」と、「手書きのキャラクター」と「リアルな草の動きや風を表現するシミュレーション」という、一昔前なら共存できないと思われていた要素をひとつにして新しいスタイルを目指した意欲作でした。今回の「Candy Pop」のMVは「実写」と「アニメ」の融合だったので、自分の中で『宝石の国』の頃からあったテーマが今回のMVに行きついたという感覚もありました。


――これから、実写とアニメを融合させたMVは増えていくと思いますか?


京極:今回やってみて感じたのは、本来異なる畑のものが合わさるだけに、お互いをリスペクトし合って進めないと成立しないということですね。アニメ畑の人間は実写の撮影のことを知らないですし、実写の人はアニメの制作過程を知りません。だから、なかなか難しい作業だとは思いました。でも逆に言うと、それを突き詰めていけば唯一無二の表現が生まれる可能性があるということですよね。こういう作品は自分だけが手を挙げたところで作れるわけではないですから、そういう意味でも、今回の制作では本当にいい経験をさせていただけて嬉しかったです。(取材・文=杉山 仁)


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