嵐 大野智と松本潤が織りなす“特別なハーモ二ー” 「Find The Answer」TVパフォーマンスを見て

5

2018年02月17日 07:02  リアルサウンド

  • 限定公開( 5 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

写真

 嵐の54枚目のシングル『Find The Answer』がいよいよ2月21日に発売される。表題曲は松本潤の主演ドラマである日曜劇場『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II』(TBS系)の主題歌としてすでにおなじみの一曲。2月15日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)では、発売に先がけ嵐のメンバーによるTV初パフォーマンスが披露された。


(関連:嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2……お笑い芸人に広がる“ジャニーズ好き”の輪


 すでに公開済みの同曲のMVでは、嵐が40人のダンサーとともに繰り広げるシンクロダンスが一つの見どころとなっている。今回のパフォーマンスでもMVと同系色の衣装を着た嵐のメンバーと複数のダンサーによるパフォーマンスを見ることができた。TVパフォーマンスは楽曲のMVの雰囲気を引き継ぐか番組オリジナルの演出を施す、というように毎回趣向が異なる。今回の『VS嵐』では、夜空、あるいは宇宙空間を思わせるような黒バックに様々な種類の光を映し出すことでステージを彩る、シンプルなMVの世界観とは一味違った華やかな演出のもとパフォーマンスが行われた。


 そんなステージの中央で、ドラマで主演を務める松本を中心に据え、静と動のメリハリあるダンスで魅せる嵐のメンバーたち。その様子を見守っていると、ラストサビ前に思いがけぬサプライズ展開が待っていた。大野智と松本による歌唱パートである。嵐各曲の歌い分けでもペアになることが多い二人。大野が抑揚ある歌声で主旋律を歌い、松本が低音のハモりで奥行きを加える。その組み合わせが絶妙なのだ。昨年10月に発売されたアルバム『「 untitled」』では大野・松本・二宮和也で「夜の影」というユニット曲を発表。その際にも二人のハーモニーが大人の色気漂う楽曲の雰囲気を立体的なものにしていた。今回の「Find The Answer」でもその響きは健在で、さらに二人だけの空間で向き合いながら歌うというシチュエーションがとても美しく印象的だった(歌唱の最中に大野と目が合い、一瞬はにかんだ松本の表情も見逃すわけにはいかない)。そして、二人のパートを歌い終えると、いつの間にかメンバー全員とダンサーが合流し、楽曲の盛り上がりは最高潮を迎えた。


 大野と松本は、嵐の中では最年長と最年少ということからファンの間では“じいまご”コンビという愛称でも親しまれている。歌とダンスでグループを牽引する大野と、コンサートなどの演出面でグループを支える松本。互いに研究熱心で得意な部分に磨きをかける姿勢には共通するプロ意識が見て取れる。物理的な歌声の相性もさることながら、そんな二人だからこそ、ステージで特別なハーモニーを織りなすことができるのではないだろうか。記憶に残るパフォーマンスだった。(竹上尋子)


    ニュース設定