田中圭×林遣都、2人のデートに騒然 『おっさんずラブ』予測不可能な展開に

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2018年05月20日 19:01  リアルサウンド

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 『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)は、Twitterを中心に爆発的な人気があるドラマだ。放送中には、「#おっさんずラブ」のハッシュタグとともに実況で賑わうが、その中で人気のあるカップリングの一つが“牧春”こと、牧凌太(林遣都)と春田創一(田中圭)の組み合わせ。第5話「Can you “Coming Out”?」では、「俺と付き合ってください」という牧の告白に、自分でも訳が分からない春田がそれをOKする。付き合いたてのカップルのデートに、“牧春民”を中心に大騒ぎという事態になった。


参考:“おっさんの恋愛”はなぜこんなに切ない? フランクな作風が功を奏した『おっさんずラブ』


 “彼氏の”クソダサい私服を買いに行くという牧の口実から始まったデートは、どこにでもいるカップルそのもの。第4話ラストに見せた無意識での牧へのバックハグから、自身の潜在的な思いに気付き始めた春田は、戸惑いながらもさりげない腕組みといった牧のリードもあり、段々と自分の気持ちに正直になっていく。春田のあからさまにどぎまぎしたモノローグは、いつしか「今度からは牧に(服を)全部選んでもらおうかな」「ラーメン食いに行こうぜ。牧と行ってみたい店あったんだよ」と、デレたセリフを言えるまでに。そんな春田の行動に、牧の表情にも思わず笑みがこぼれる。


 しかし、男性同士のカップルがオープンかどうかについては、春田と牧の中で意識は違っていた。互いに触れ合った手に、春田は動揺しながら「誰が見てるか分かんねぇぞ」と一言。それに牧が「俺は春田さんにとって恥ずかしい存在なんですか?」と返す。春田は自問自答を繰り返す中で、俳優の剣崎達巳(永瀬匡)と女優の室川檸檬(生駒里奈)による結婚を前提とした付き合いをしているという堂々とした記者会見を見て、そして牧の自身に対する誠実な思いを受け止め、カップルとしてオープンになることに向き合う。「牧といることは俺にとって全然恥ずかしことじゃない」。こそこそと隠れて生きていきたくないという思いは春田の中で膨れ上がっていき、「俺と牧は付き合ってます!」という社内での宣言へと踏み切る。


 その2人に「ちょっと待ったー!」と割り込む形で入ってきたのが、このドラマの“ヒロイン”黒澤武蔵(吉田鋼太郎)。現在、第5話にして『おっさんずラブ』は、とんでもない混戦状態の恋愛劇に発展している。ここで一旦整理すると、春田と牧はオープンに付き合い始めたが、それを良く思っていないのが、営業所の部長で春田を思うピュアな黒澤と、元彼で牧がいないとダメな主任の武川政宗(眞島秀和)。ここに、ようやく春田への思いに正直になり始めた荒井ちず(内田理央)も参戦。一方、黒澤との離婚が成立した蝶子(大塚寧々)は、営業所の新入社員・栗林歌麻呂(金子大地)と惹かれ合うというまさかの展開に。


 次回、第6話は「息子さんを僕にください!」。タイトルそのままに、春田が恋人・牧の実家デビューを果たすこととなるが、認められるはずもなくーー。その2人を引き離そうとするのが、黒澤、武川、ちずの3人。蝶子が参謀役に回るという事態にも発展していく。ドラマは残すところ、あと2話。予測不可能なドラマは、どのようなラストを迎えるのか。(渡辺彰浩)


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