メルカリ上場、今後はテクノロジー活用による海外展開強化

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2018年06月19日 20:03  Fashionsnap.com

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代表取締役会長兼CEO 山田進太郎 Image by: FASHIONSNAP.COM
メルカリが6月19日、東証マザーズに上場した。買い注文の殺到により、初値は5,000円と公開価格の3,000円を大きく上回り、一時ストップ高の6,000円に上昇した後5,300円の終値をつけた。上場記者会見では今後の成長戦略として日本におけるメルカリの成長と、外部サービスとの連携、海外展開の強化を掲げた。

 国内については、ユーザー数の拡大と1人あたりの売上増大に加え、現在の主軸となっているアパレル商品だけではなく家電やスポーツ用品などのラインナップ拡充を目指す。また、昨年設立した子会社メルペイを基盤に、メルカリで得た売上金やポイントをオフラインや金融商品など外部サービスとも連携する「メルカリエコシステム」を構築していく。現在赤字となっている海外事業は、既に進出しているアメリカ・イギリスをはじめ、長期的には新興国でのサービス提供も検討する。米国メルカリ社では、元フェイスブックのバイスプレジデント ジョン・ラーゲリン(John Lagerling)を昨年CEOに起用し、ロゴを変更するなどの現地に即したリブランディングを進めている。
 創業者で会長の山田進太郎CEOは上場初日の株価を受けて「高い評価を頂いているということだと思うので、身を引き締めていきたい」とコメント。上場にあたっての抱負は「テックカンパニーとして世界を目指す」とし、AIやブロックチェーン、VRなどのテクノロジー活用により競合他社との差別化を図っていくという。

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