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『神さまの言うとおり』『僕たちがやりました』で知られる金城宗幸が原作を手がける『ブルーロック』(漫画:ノ村優介)の連載が、8月1日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)35号からスタートした。本作は“エゴイズムサッカーサバイバル”と銘打たれたサッカーマンガなのだが、第1話から炎上しそうな描写があると話題を集めている。
『ブルーロック』が描くのは、日本代表がベスト16で敗れた2018年サッカーW杯後。またしても世界の壁を痛感することになった「日本フットボール連合」はW杯優勝を実現させるため、世界一のストライカーを育成するプロジェクトに着手するという物語だ。
主人公の潔世一をはじめとする優秀な高校生ストライカーを集めて、最後の1人になるまでサバイバルバトルをさせるという、サッカーにデスゲーム要素を組み合わせたような作品である『ブルーロック』。画期的なサッカーマンガということでネットには期待の声もあるのだが、サッカーファンの怒りの声も上がっている。
というのも、実在の人物を茶化したり、「カス」呼ばわりする描写があるのだ。日本フットボール連合の会議では、元日本代表監督・岡田武史氏のようなキャラクターが「外れるのはカズ! 三浦カズ!」と、岡田氏のあの発表をギャグのように発言。オシム元監督を茶化すような描写もあった。さらに、「本田選手や香川選手は僕のスター」と言う高校生に対し、指導者の男が「本田? 香川? んー? そいつらってW杯優勝してなくない? じゃあカスでしょ」と言い放つシーンも。
この指導者は、日本代表はエゴが足りないから負けたという見方をしており、その説明をするため、エリック・カントナやペレといった世界的なストライカーの語録を引用し、彼らを「稀代の“エゴイスト”」とも発言していた。
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『ブルーロック』には「面白そう」「なかなか攻めてる」と今後の展開に期待する声もあるが、「初めてマンガに対して怒りを覚えた」「本田と香川をカス呼ばわりしたのは許さない」「実名選手を出してカス扱いは本当に気分悪い」といった怒りの声も上がっている状態だ。
なお、本作の担当編集は“うざい煽り文”でおなじみの担当・T屋氏。今回も最終ページに「マガジンの女性読者の皆さんお待たせしました! 担当・T屋です! 編集界には僕というスターがいますが、サッカー界にも新英雄を! スターはモテますよ潔くん(笑)」といつもと同じテンションの煽り文が掲載されている。
1話からさっそくプチ炎上状態の『ブルーロック』。炎上商法なのかもしれないが、2話以降もこのテンションで続けていくのだろうか。これからも注目が集まりそうだ。
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