6月7日発売の写真週刊誌「フライデー」(講談社)の報道により、お笑いコンビ・カラテカの入江慎也をはじめとした吉本興業所属タレントによる“闇営業トラブル”が公になった。この騒動から派生して、2019年3月末で吉本興業を離れた楽しんごが、「実は闇営業でクビになっていた」として話題になっている。
しかし、当の本人はというと、自身のTwitterに寄せられた心配の声をよそに「痛くも痒くもない」「(フリーでの活動を)むしろ楽しんでますよ」とツイートしており、闇営業先となる予定だったペット会社に対しては「最初から吉本所属だとわかってんなら、僕じゃなく吉本に連絡するのが筋だろうが!」とけん制する始末。果たして何が“真実”なのか、東京・新宿二丁目で本人を直撃した。
吉本幹部をして「“キング・オブ・闇営業”と言わしめる存在だった」(芸能記者)という楽しんご。本人としても、ここ1〜2年ほどは「吉本を通じた仕事依頼はまったくなかった」と言い、闇営業で収入を得るしかなかったという。
「会社から注意を受けることも多く、今回、契約関係が解消となったのは“チリツモ”の結果なんでしょう。ずっと正規のスケジュールは真っ白だったんで、少しでも仕事があれば、こんなことにはならなかったのかなと思うんです。でも、こうなった以上は前を向いて進んでいくしかない。ただ、ここまで育ててくれ、ずっと見守り続けてくれた吉本には、感謝しかありません」(楽しんご、以下同)
今回の“楽しんご闇営業で解雇”報道はネット上で反響を呼び、Twitterの“トレンド”入りを果たした上、Yahoo!ニュースのトップも飾った。
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「こういうネガティブな話の方が、盛り上がるんですね〜。ここまでニュースになったのは、ブレークした時か、元カレとケンカして警察沙汰になっちゃった時以来かも(笑)」
しかし、テレビでの露出はまったくなくなってしまったとはいえ、直接の仕事依頼(=闇営業のオファー)は絶えないという。
「闇営業じゃねえよ! もう正規窓口が僕自身になったわけですから。本業のマッサージに加えて、トークショーからコント、イベントの盛り上げ役まで、さまざまなオファーをいただいています。むしろ、吉本を辞めた後の方が依頼は増えたかも。今はマスコミからの取材依頼も殺到していますしね」
取材中にも、全国チェーンを展開する大手飲食店からの営業オファー、また有名情報番組からの取材依頼が立て続けに舞い込んでいた。そこで、報道にあった“闇営業先とのトラブル”についても聞いてみると……。
「もう割り切るようにしてるんですが、悔しい思いは尽きません。元々は僕の友人Aくんから『仕事の依頼がきてるよ』と言われて、ペット会社の社長さんに直接つないでもらったんです。ところが、なかなかスケジュールを確定してくれなくて、ほかの仕事がキャンセルになってしまった揚げ句、LINEのメッセージだけでオファーを断ってきた。さすがに『それはひどいです』と伝えると、社長さんが直接謝りに来てくれて、『個人的な謝罪として』と補償金を受け取りました。その場ですぐに和解できたので、マッサージをしてあげて『次は是非!』となったんですが、後日、ペット会社の別の方から突然“金銭トラブル”のように言われてしまって……」
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A氏も「僕も何が起こっているのか知りたくて、先方の社長さんに連絡を入れたものの、『自分の知らないところで、スタッフが吉本に連絡したようです』と言われ、その直後から音信不通になりました」と首をひねる。「自分のせいで、しんごちゃんがクビになってしまったと思うと……」と営業先を紹介したことを後悔しているようだった。
楽しんごの今後の目標は、ズバリ「プチブレーク」だという。
「最初のブレークほど高望みはしないので(笑)。相方のりゅうきくん(渋谷りゅうき、昨年楽しんごとコンビ『おいなりさん』を結成)と一緒に、テレビに出られるようになったらうれしいです。『M-1グランプリ』にも応募しようと思っています!」
そう言い残して、次なる仕事に向かっていった楽しんご一行。果たして彼らの今後は――。