増田貴久、『ボイス 110緊急指令室』でムードメーカーぶりを発揮 「ガッチガチのジャニーズです」

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2019年06月30日 12:41  リアルサウンド

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増田貴久

 6月29日、都内で7月13日からスタートする土曜ドラマ『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)の記者会見が行われ、唐沢寿明、真木よう子、増田貴久(NEWS)、木村祐一、YOUが出席した。


【写真】ピストルを持つポーズをとる増田貴久


 ドラマは、110番・緊急指令室を舞台にしたタイムリミットサスペンス。妻を殺された敏腕刑事・樋口彰吾(唐沢)と父を殺された声紋分析官・橘ひかり(真木)が、通報電話の“声”を手掛かりに事件解決に挑む。


 会見は、緊急指令室のセットで開催。現場の雰囲気について聞かれた唐沢は「そんなに明るくないですね。こういう(重めの)作風なので、さすがの僕もふざけられない」と話し、キャストたちも同調。ところが、唐沢との共演について聞かれた真木が「カッコイイんですよ、唐沢さん」とポツリ。「なんだよそれ」と照れる唐沢を横目に、本当は付いていってはいけないシーンで「『ちょっと来い』って言われてすぐに付いていったら、演出家の人に『そんな素直に付いていかないでくれ』と言われた」と裏話を披露した。


 今作で初の刑事役となる増田は、「警察官になるために画像検索しました。“警察官 画像”“ピストル 持ち方”って」と笑顔を見せ、「警察監修の方がピストルを持ったままの走り方とかを教えてくれて、少しずつ自分の中に入ってきてますね」と役作りは順調な様子。木村は、そんな増田の刑事姿が板についているといい、「もともとアイドル性を排除しようするタイプなんでね、ワタナベエンターテインメントの中でも」と続けると、増田は「間違えてますよ」と目をまん丸にし、「ガッチガチのジャニーズです」と声高にアピール。唐沢も「(現場で)一番気を遣ってくれてるのは増田くん」と話し、真木も「気さくに話してくださって。“まーきさんっ”って呼んでくれました」とにっこり。ここで増田が「まーきさんっ」と体を傾け再現するも、MCからの「まーきのっ(のパクリ)」ではないのかという問いには「違います」と即答して会場を笑わせた。


 また増田はクランクインの日、ムードメーカーである樋口の後輩・石川役を演じることから、元気よく「おはようございます!」と入ろうとしたが、あまりの重い雰囲気に物凄く小声で「おはようございます……」と挨拶したと告白。木村は「死体があるわ、血だらけだわっていうところにケーキが運ばれてきて」と、重々しい空気の中で唐沢の誕生日祝いが行われたことを回顧。唐沢も「重いシーンのテスト後に、『みなさん、今日は唐沢寿明さんの誕生日です!』って言われて。泣いているのに、なんか渡されて、写真撮りますって」と笑い、増田も「おめでとうも言えないテンションだった」と振り返った。


 ドラマの見どころについては、「もとの韓国作品のクオリティが高いので、作品のおもしろさを日本キャストなりにやらなきゃいけないなという思いが強い。負けないようにやるっていうわけじゃなくて、ちゃんとおもしろさを伝えなきゃいけない」と唐沢。真木は残虐なシーンが多いことに触れ、「通報者の人の尊い命を絶対に救ってみせるっていう覚悟で動いている。ただ怖いとかではなくて、そこを忘れずに観てほしい」と語った。


 一方の増田は「僕の銃の持ち方ですかね」とおどけるも、唐沢から「ちゃんと喋れねぇのかよ、大人なんだからさ」と鋭いツッコミが。「(オチを言うのは)ここかなと思ったけど、違った」とほほえみ、「石川は、いることによって明るくなるような存在。なぜ“石川がこのセリフを言うのか”と、常に考えていますね。これ真面目バージョンです」と仕切り直し。しかし唐沢から「さっきのほうが良かった」とダメ出しされ、「後半カットでお願いします」と手をチョキチョキと動かした。


 会見は、「110人の街の声」から抜粋した質問コーナーへ。真木演じる橘が絶対聴力を持つことにかけた「ほしい能力はありますか?」という問いに、木村は「裏声が出ないので、その能力があったら」と回答。唐沢が「あったらどうするの?」と尋ねると、「歌いたい曲があるんです。GLAYとか」と木村。MCから「NEWSの曲はどうですか?」と聞かると、「NEWS? ワタナベエンターテイメントの?」と、再び増田への愛あるイジりを炸裂。また、人の名前が覚えられないという増田に対してYOUは「“ボイス メガネ 偉い”“日テレ ズボン短い”とか」と特徴で覚える方法を提案していた。


 続く「20代のうちにやっておいたほうがいいこと」という質問に、増田は「自分が年齢と重ねて覚えておける経験を。習い事を始めるとか、初めて海外に行くとか。僕は結構年齢と思い出を一緒に覚えているタイプなんで」とコメント。しかしMCから「29歳の時の思い出は?」と聞かれると、「……ちょっと覚えてないですね」と苦笑いし、「今言ったことが全部ウソになっちゃう」と大慌て。かたやYOUは「パルクールですね」と断言。すかさず増田が「いいですね。20代のうちにパルクール始めたっていう経験と思い出が重なりますから」と乗っかるも、唐沢から「忘れてるじゃん!」とツッコミが入り、キャスト一同大爆笑だった。


 また「オフの日には何をしている?」という質問に、真木はあまり外出しないと明かし、「趣味がないんですよね。唐沢さんはいっぱい趣味ありますもんね」と増田。ところが唐沢は「車しかないんだけど」と話し、増田は「すみませんでした」と頭をぺこり。唐沢は「知らねぇんだろ、俺のこと」と笑うなど、師弟関係が垣間見える一幕に。しかし木村が、唐沢の「ドラッグストア好き」という意外な趣味を暴露。蚊に刺された時に“毒を吸い出すアイテム”など、現場で何か起きた時の対策として、様々なグッズを持参していることが明かされた。


 ラストの質問は8歳女児からの「お仕事は楽しいですか?」。「少なくとも好きなことが見つけられたのはラッキーだった」と話す唐沢が、8歳頃には役者になることを考えていたと明かすと「だから顔が小さいんだ」と木村。YOUも「意識」と便乗し、増田も「関係あるんですね」と和気藹々。そんな中、真木は「楽しいですよ。楽しいに行き着くまでに色々あるけど、がんばりなさい」とメッセージ。これには「8歳にはヘビーですね」とザワつくキャストたちだったが、さらにYOUが「楽しいだけの人生なんてありませんからね」とピシャリ。最後は「ヘビーを重ねなくてもよかったのでは」と話した増田が、「(仕事は)すっごい楽しい!」と、大ボリュームの声でアイドルスマイルを光らせた。


(nakamura omame)


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