JR西日本521系、七尾線に来秋から順次投入 - 車載型IC改札機を搭載

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2019年09月10日 18:12  マイナビニュース

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JR西日本金沢支社は10日、七尾線における安全性・快適性の向上に加え、乗客の利便性を高めるため、北陸エリアで初めて車載型IC改札機を搭載した新しい車両(521系)を2020年秋頃から順次投入する予定と発表した。これにより、七尾線全線で「ICOCA」が利用可能となる。

七尾線に投入される521系は、最新の車両で導入している車両異常挙動検知装置や先頭車間転落防止ホロ、戸挟み検知装置、EB-N装置(運転士異常時列車停止装置)、とっさの際につかみやすい形状・オレンジ色調の吊り手、手すりの採用など、安全性を高めた車両となっている。

すべての乗客が快適に利用できるように、多機能トイレ・車いすスペースを設置し、車内灯にはLED照明を採用。自動温度調節による空調の最適化など、サービスも充実させている。車載型IC改札機を搭載するだけでなく、車内ドア上部の情報表示装置による行先案内も活用し、乗降りの円滑化を図る。

デザインはこれまで北陸本線で運用している521系3次車のデザインを継承しつつ、七尾線で現在運行されている413系・415系の車体色(輪島の漆塗りを連想させる茜色)をラインカラーに採用した。七尾線で活躍中の413系・415系については、2020年秋頃から521系に順次置き換える予定とされた。

新たに投入される521系は七尾線とIRいしかわ鉄道線(金沢〜津幡間)を含めた金沢〜七尾間で運行予定。計30両(2両編成×15編成)を順次投入する計画としている。

521系に搭載される車載型IC改札機は、全車両の置換えが完了した後、使用開始する予定。これにより、石川県下全域ならびに七尾線全線が「ICOCA」エリアとなる。

なお、津幡駅はすでに地上型IC専用改札機を導入済みであり、特急停車駅など利用者が多い駅にも地上型IC専用改札機を設置する予定とのこと。地上型IC専用改札機を設置した駅では、列車の停車中に車載の改札機の機能を停止し、駅の改札機にタッチしてもらうように案内を行う。七尾〜和倉温泉間において、のと鉄道の普通列車ではICサービスを利用することができない。(木下健児)

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  • 来夏、来秋は北陸415系ありがと〜w祭りか。
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