高見沢俊彦ソロライブで所ジョージ作『どうなっているんだ高見沢君』をカバー 「僕も無断で歌います」と熱唱

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2020年02月16日 13:52  Techinsight Japan

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1年半ぶりにソロライブを開催した高見沢俊彦(C)上飯坂一
ミュージシャンの他に小説家としても精力的に活動を続ける高見沢俊彦(THE ALFEE)が14日・15日に東京・中野サンプラザでソロライブを開催した。THE ALFEEとはまた違った魅力を放つソロ楽曲を引っ提げてのライブは約1年半ぶりとなり、のべ4,400人が熱狂した。ライブでは先日所ジョージが高見沢をモチーフに作った楽曲を自ら披露して、ファンを沸かせる一幕もあった。

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ライブタイトル「2020 Takamiy Solo Project『Metal Valentine’s Day』」にあるように、重厚なステージセットではバレンタインにちなみ大きなハートが出現、その中央から高見沢俊彦がギターを弾きながら登場した。『エデンの君』からスタートしたライブは『雷神の如く』『黄金龍王』『ULTRA STEEL』…と怒涛のメタルラッシュだ。これでもかというほどにハイスピードで飛ばしていく。


観客に着席を促した高見沢は、インストゥルメンタルナンバーの『Berlin Calling』に続き、『Desire Red Rose』『青空を信じているか?』を披露した後、「思わぬところで思わぬ事件に遭遇することがある」と切り出した。先日テレビ番組にゲスト出演した高見沢は、40年来の友人でもある所ジョージの楽屋があるのに気づき「久々だなー」と挨拶しに行った。すると所は「一緒に写真を撮ろう!」と言い出し、それに応じたのだがその後「YouTubeで知らないうちに僕の曲をあいつが作っている!」と高見沢は仰天。「写真も載っているわけです。ところが僕は知らなかった…ということは無断です。無断なので僕も無断で歌おうかなと思います」と宣言すると、歓声が上がった。

その曲『どうなっているんだ高見沢君』は所ジョージが世田谷一郎名義でYouTubeで発表したもので、所が高見沢についてアコースティックギターで弾き語りしている。MCなどテレビ番組ではタレントのイメージの強い所だが、シンガーソングライターの顔も持ち合わせていて、これまでYouTubeで多数の楽曲を公開してきた。この動画には「いい人発見。アルフィーとは20代からお友達。私には、いい友達がいる。」と説明が添えられていて、一部ファンの間で話題になっていた曲だ。

ライブでいざこの曲を演奏し始めた高見沢は「今、我に返ったら自分で歌うのはおかしいな」と演奏を冒頭でストップし、ファンに後押しされて演奏を再開するも「コードを間違えた」とストップし…「鬼門になってきたな」とこぼしながら何回もやり直すレアなシーンも見られた。所バージョンとは違いロックにアレンジし、最後には「どうなっているんだ所ジョージ君は〜」と激しいメタル調で高見沢流にフレーズを追加した。THE ALFEEのライブ同様、このような“遊び心”があるのが高見沢のライブの魅力のひとつだろう。


アンコールではザ・ジャガーズのカバーで『君に会いたい』を剣を手に披露、『誘惑の太陽』ではファンがポンポンを持って手でフリを楽しみ、高見沢曰く「ライブで一番盛り上がる」という『騒音おばさんVS高音おじさん』では、高見沢とスペシャルゲストのギタリスト鳥山雄司、ギターの佐藤大剛がそれぞれエンジェルギターをステージ中央で並んで弾き、会場のボルテージもマックスに。ベースの安達貴史、THE ALFEEのサポートメンバーでもあるドラムス吉田太郎、キーボードただすけもそれに応戦するかのように演奏した。


2度めのアンコールでは新曲『おくりもの』を発表した高見沢。今回のライブパンフレットには高見沢が執筆した恋愛短編小説『おくりもの』が掲載されているが、それに呼応する楽曲である。高見沢は、自分の楽曲が「日常の癒し、未来を照らす光であればいいなと最近思うようになりました」と胸の内を明かし「曲のひとつひとつを大事に作っていこうと思います」と決意。ライブの後には、今回の『おくりもの』のように“自作の小説に連動した曲を作る”という方法に「新しい扉が開いたかな」と前向きな様子をうかがわせていた。高見沢俊彦65歳、今後も“進化”を続けそうだ。



写真撮影:上飯坂一
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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  • 所さんの歌を聴いたけど、高見沢さんだけ「くん」付けで草
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