聖水の入った“水鉄砲”で祝福を授ける神父に57万件以上の「いいね」(米)

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2020年05月21日 05:51  Techinsight Japan

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教会を訪れた人々に水鉄砲を打つ神父(画像は『Jeff Barnaby 2020年5月16日付Twitter「A Priest giving social distance blessings with a squirt pistol and what, I’m assuming, is Holy water. 2020 folks.」』のスクリーンショット)
神聖な服に身を包み、教会を訪れた人々に小さな水鉄砲を使って祝福を授ける珍しい姿の神父が激写され、アメリカをはじめ世界中で話題沸騰となっている。『BuzzFeed News』『Metro.co.uk』などが伝えた。

米ミシガン州デトロイト教区で30年以上務め、現在カトリック教会「St. Ambrose Parish」の神父であるティム・ペルクさん(Tim Pelc)は先月上旬、キリスト教徒にとって一大イベントであるイースター(復活祭)が迫り、ある悩みを抱えていた。

イースターの時期には通常、イースターバスケットと呼ばれる籠の中に卵やパンなどを入れて教会に行き、神父に聖水をかけてもらい祝福を受ける。ティム神父は、どうすればソーシャルディスタンスを保ちながらも祝福を与えることができるのか考えていた。そこで思いついたアイディアが水鉄砲だった。もともとは子供達に楽しんでもらえるようなアイディアだったが、ネット上では大人達の食い付きの方が大きいようだ。

このアイディアを実行するためティム神父は友人の医師に相談し、感染拡大を起こさないように安全性の確保を入念に行ったそうだ。そしてイースター前日にあたる4月11日、いつものように正装して感染予防のためにマスクとフェイスガードを装着、さらに目の前にロープを張って無意識に近づいてしまわないように配慮した。

教会を訪れた人々はドライブスルー方式でティム神父の前を通り、車の窓にイースターバスケットを差し出して水鉄砲で聖水をかけてもらい、祝福を受けていた。ティム神父は「古くからの慣習を続けるための方法でしたが、訪れた人々には楽しんでもらえたようです」と語っている。

そんなティム神父の画像が出回ると、映画『エクソシスト』や『パルプ・フィクション』などのポスターの一部が水鉄砲を構えたティム神父に差し替わり、水鉄砲から出る聖水によって悪魔を倒すというパロディ画像としてネット上を賑わせた。ティム神父は、自身の画像が世界中で拡散されていることについて「私は何も聞いていません」と話しながらも、「悪魔と戦うというアイディアはいいと思います」とポジティブに受け止めているようだ。

実際の写真が5月16日にツイッターに投稿されると、5月20日時点で57万件以上の「いいね」と12万件以上のリツイートに達しており、ユーザーからは「お花にお水をあげているだけじゃないの?」、「聖なる水鉄砲は悪魔に立ち向かう最新の武器だね」と笑いを誘うコメントで溢れている。

画像は『Jeff Barnaby 2020年5月16日付Twitter「A Priest giving social distance blessings with a squirt pistol and what, I’m assuming, is Holy water. 2020 folks.」』『Metro.co.uk 2020年5月18日付「Priest uses water gun to bless congregation in lockdown」(Picture: Imgur)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

このニュースに関するつぶやき

  • こういうの好きwww これくらい大らかな神父さんであれば、教会にも気軽に立ち寄れそうな気がしますw
    • イイネ!4
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