『ダークナイト』IMAX&4Dで7月10日公開決定 約6分間の『TENET テネット』プロローグ映像も

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2020年06月24日 08:01  リアルサウンド

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『TENET テネット』『ダークナイト』(c)2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.(c)2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

 クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』の公開を記念して、『ダークナイト』のIMAX&4D版が7月10日から公開されることが決定した。


参考:“大監督”クリストファー・ノーランの作家性ーー映像作家と劇作家、ふたつの側面から徹底考察


 『ダークナイト』は、2008年公開当時米興行収入歴代2位を記録。世界で10億ドルを稼ぐ大ヒットを遂げた。さらに、第81回アカデミー賞において8部門(助演男優賞、撮影賞、美術賞、メイクアップ賞、視覚効果賞、音響編集賞、編集賞)にノミネートされ、2部門(助演男優賞、音響編集賞)を受賞したものの、作品賞にノミネートされなかったことが大きな議論になり、翌年のアカデミー賞から作品賞候補作が5本から10本に変更されるなど、コミック原作映画の歴史を塗り替えた。


 約26分間のIMAXカメラ撮影パートは、全編で6シークエンス。冒頭から迫力のスケールとバイオレンスで展開されるジョーカーの銀行襲撃シーンを含む4シークエンスがジョーカーの描写に割いている。公開当時、IMAXカメラは世界でたった4台のみ。その貴重な1台で撮影されたジョーカーとSWATの追跡シーンで、リアリティを追求するあまりIMAXカメラを破壊した逸話はファンの中でも有名だ。今回は従来のIMAXデジタル上映に加え、レーザー対応劇場では高解像度映像で上映、さらにIMAXレーザー/GTテクノロジー対応劇場ではIMAXカメラ撮影パートが最大1.43:1の画角にまで拡張する。そして4D版は今回が初上映となる。


 また『ダークナイト』IMAX版の本編前には、70mmのIMAXカメラも用いられ、世界7カ国で撮影された『TENET テネット』約6分間のプロローグが上映される。


 ノーラン監督の最新作『TENET テネット』は、2014年公開の『インターステラー』以来のオリジナル脚本で描くサスペンス・アクション。第91回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされた『ブラック・クランズマン』で映画単独初主演を果たしたジョン・デビィッド・ワシントンを主演に迎え、2021年公開予定の『The Batman(原題)』で新バットマンに決定したロバート・パティンソン、『コードネーム U.N.C.L.E.』のエリザベス・デビッキ、そして『ダンケルク』に続いての出演となる、マイケル・ケインやケネス・ブラナーら実力派俳優が共演に名を連ねる。(リアルサウンド編集部)


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  • 一部のシーンがもともと世界に数台しかなかったIMAXのクソ高いカメラ(当時)で撮影されてて、BDのをTVで見るとその一部のシーンで黒帯が消滅するところがある。
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