雨宿り猫VS千光寺山ロープウェイの攻防 担当者の思いやりにほっこり

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2020年07月10日 07:01  おたくま経済新聞

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雨宿り猫VS千光寺山ロープウェイの攻防 担当者の思いやりにほっこり

 広島県尾道市。
 街中にある坂道が特徴で、地元出身の故・大林宣彦監督による「時をかける少女」を始めとしたいわゆる“尾道三部作”でも有名になった街です。古くからの町の佇まいは“西の小京都”とも呼ばれ、他にも尾道ラーメンや文学のこみちや千光寺といったご当地グルメや観光スポットも豊富で、以前広島に在住していた筆者も過去何度か訪れたとても素敵な街です。


 そんな尾道ですが、実はもう1つ街に大きな特徴があり、それは街中の至るところに猫が住み着いていること。特に坂の多い民家の通りでは至るところに猫がいてとても癒やされます。そして千光寺の山麓から少し歩いたところには「猫の細道」という猫をあしらった“福石猫”が置かれたパワースポットな通りもあるので、猫好きの方はぜひ一度”猫の街”尾道に行ってみてください。


 さて私の尾道トークはこの辺にしておいて、今回の話題はそんな尾道を代表するスポットのひとつである千光寺山にて、とある雨の日にフラッとやってきた訪問猫についてご紹介します。


【さらに詳しい元の記事はこちら】



 「あの…………」


 戸惑いとともにTwitterへ投稿したのは千光寺山の山麓と山頂を結ぶ千光寺山ロープウェイの公式Twitter担当者。千光寺山ロープウェイは、日本百景にも選ばれる名勝“千光寺山”の山麓から山頂までの約3分間で尾道水道や千光寺といった尾道の独特の風景を堪能できるロープウェイで、私自身も過去利用したことありましたがとても素敵な3分間でした。


 そしてここ千光寺山でもご多分に漏れず、多くの猫ちゃんが住み着いているとのこと。そんな中で今回の訪問猫はどうやら雨宿りで立ち寄ったようですが……


 実は猫ちゃんが雨宿りをしていたのはパンフレット置き場。恐らく雨にびっくりして猛ダッシュで駆け込んだのでしょうが、周囲にはその勢いで散乱してしまった無数のパンフレット。とはいえ、無碍(むげ)にするのも忍びないということで千光寺山ロープウェイ側もどうしてあげようかと考えていたところ、このツイートを見た方から「テーブルの上に箱や籠(かご)を置けば猫ちゃんも落ち着くかも?」というアドバイスが。そして……


 即席猫ちゃんハウス爆誕!ちょうどすっぽりハマるダンボールが置かれました。猫はすぐに入り、あまりの快適さに思わず寝てしまったそうです。ロープウェイ側もパンフレットが落ちる心配がなくなって一安心。ウィンウィンとはまさにこのことですね。


 という雨の尾道な一日でしたが、翌日は打って変わっての青空模様。あの猫ちゃんはというと……


 「今日は雨宿りはいらんにゃ」と言わんばかりの体勢でひなたぼっこ。いやあうらやましい。私もご一緒したいです。


 そんな訪問猫ですが、千光寺山ロープウェイ公式Twitter担当者にお話を伺ったところ、会社として飼っているわけではないのですが、山頂付近でよく見かけるとのことです。これも“猫の街”尾道だからあり得る風景といえますね。


<記事化協力>
千光寺山ロープウェイ(@Senkoji_Ropeway)


(向山純平)


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