頭に浮かんだのは、私のことを長年にわたりとことん無視してきた義母の冷たいまなざしでした。私はどうしても義母を助けたいという気持ちになれず……。もともと私を嫌っている義母なので、手伝いには旦那だけを必要としているはずだと思った私は、仕事から帰宅した旦那と話し合うことにしました。
私が今までされてきた仕打ちを知っているはずなのに、あっけらかんとしている旦那。
あたかも正論のように「皆で協力すべき」だと言うので、私は怒りに震えてしまいました。「家族なんだから」その言葉がこんなにも虚しく聞こえたことはありません。義母に対してはもちろん、旦那に対しても。家族の在り方を考えなおすときが来ているのかもしれません。
第3話へ続く。
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