◆ 起用法については「言われればどこでも行きます」
ソフトバンクは18日、又吉克樹投手(31)の入団会見を実施。
FA権を行使して新天地への移籍を決断した右腕は、「新鮮な気持ち。来年からはルーキーの気持ちを思い出して、1年1年を大切にしていきたい」と意気込みを語った。
又吉は西原高から環太平洋大を経て、四国アイランドリーグplusの香川に入団。独立リーグでの活躍が認められ、2013年のドラフト会議で中日から2位指名を受けて、NPB入りの夢を叶えた。
中日では入団から3年連続で60試合以上に登板、4年連続で50試合以上登板と、無類のタフネスぶりを発揮。ここ数年は苦しむシーンも見られたが、今季は66試合の登板で3勝2敗33ホールド、防御率1.28と見事に復活を果たす。
8年のキャリアで通算登板数はちょうど400。会見では「入団会見を人生で2回やるとは思っていなかった」と語った男だが、自身のSNSで移籍や背番号の決定などを報告した際にソフトバンクファンからあたたかい言葉をかけられたことを明かしつつ、「その言葉に報いれるように1日1日を大切に過ごしていきます」と述べ、新天地での躍動を誓った。
◆ 又吉克樹入団会見・一問一答
── いまの心境は?
入団会見を人生で2回やるとは思っていなかった。そういう意味ではすごく新鮮な気持ち。
来年からはルーキーの気持ちを思い出して、1年1年を大切にしていきたい。
── ホークスを選んだ決め手は?
一番はパ・リーグで自分がどこまでやれるかを試してみたかった。
自分の成長はまだ止まらないで、もっとできるんじゃないかという中で、
自分の新しい伸びしろを引き出したいという思いがあったので、お世話になることにしました。
── パ・リーグの印象は?
パ・リーグとセ・リーグの野球はまったく違うものと思っている。
パはとにかく強い球を、強いスイングをというイメージ。
その中で、セ・リーグで鍛えてきた自分がどこまで通用するのか。
そこがずっと気になっていた部分だった。
── 来季ホークスでめざすところ(個人的なポジションなど)は?
「困った時には又吉」と言われるような。
抑えもさせていただきましたし、全てできることがセールスポイントだと思っている。
言われればどこでも行きます。
── 若い選手たちにどういう影響を与えていきたい?
僕が経験してきたことを、僕はいろいろ変えてやってきた人間なので、
思い切って一歩を踏み出せない若い子たちが一歩を踏み出せるような
一言だったり、練習態度を見せていけたらなと思います。
── ホークスというチームのイメージは?
プロに入ってから対戦させてもらった回数は少ないんですが、
どちらかというと独立リーグの時にソフトバンクの三軍と試合をさせてもらって、
「絶対にこの人たちを倒してプロに行くんだ」と思って戦ったチームだったので、
そういう意味では挑戦する側から、挑戦していた側のチームに入るというのはものすごい不思議な感覚。
── ホークスで親交のある選手は?
東浜巨は同級生。
5年くらい前の交流戦の時期、
食事をした時に「いつか同じチームでやれたらいいね」としゃべっていたのが
まさか現実になるとは思っていなかった。
5年かかったけど一緒のチームになったね、というのは報告したいと思います。
── SNSでの発信も積極的な印象がある。ホークスでも?
やっても大丈夫なんですよね?(球団確認)
選手との写真だったり、そういうもので喜んでもらえるのであれば、
ドラゴンズと変わらず、タイミングを見て写真をあげてというのをやっていきたいと思う。
まずは自分がしっかりと結果を出して、SNSでも喜んでもらえるような行動をしていきたい。
── 1年目、来季の目標は?
求められたところで投げ続けるところ。
一番の強みはケガをしない身体。
タフさを全面に出して、「まだこいつ投げてるの?」と思われるくらい投げていきたい。
── ファンの皆さんへメッセージ
きのうSNSで報告をしたときもあたたかい言葉をいただいた。
その言葉に報いれるように1日1日を大切に過ごしていきますので、
これから応援よろしくお願いします。
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