「歳を重ねても若々しく見える人たちの歩き方は、何が違うのだろう」と思うことはありませんか? 背筋を伸ばしただけで意思が強そうに見えたり身長が高く見えたり、颯爽と歩く姿が凛として見えたりと、歩き方は生き様や内面が現れると思います。
毎日、必ずといっていいほど行う「歩行」ですから、せっかくならば品良く美しく見せるだけではなく、痩せ見え&スタイルアップも叶え、さらにはしっかりと全身を使って脂肪燃焼を促して一石三鳥を狙いましょう。
世界五大ミスコンテストのビューティキャンプトレーナーを務める筆者が、スタイルアップして見えるうえ、ダイエットにもつながる基本のウォーキングをご紹介します。
■スタイルアップ&脂肪燃焼を狙うウォーキング
胸式呼吸でインナーマッスルを使い続ける習慣を
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膣の奥からお腹を引き上げるようにし、そのお腹をふくらまさずに胸を使って息を吸ったり吐いたりしてみましょう。
通常、息を吸ったときにお腹が膨らむのは「腹式呼吸」ですが、今回ご紹介するのはインナーマッスルをゆるやかに使い続けられる「胸式呼吸」です。お腹がゆるまないので、インナーマッスルを維持して体幹を安定させます。
胸を使って息を吸うときにお腹が使えていても、肋骨下部が上記写真1枚目のように前に飛びでているのなら、この肋骨下部部分に手をあて内臓とともに体幹の方へ押し込むようなイメージで腹筋を体幹へ集めるように意識してください。
腹筋と背筋をバランスよく使えている状態になります。
骨盤と肋骨をはなし、頭を肩の上に置く
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骨盤と肋骨をはなすように、お腹を長くするようなイメージを意識します。そうすると、自然と首もすっと伸びてきますので、伸びた首と頭を肩の上に乗せるようにしてください。
デコルテを光に当てにいく
鎖骨周りを光に当てるように、やや胸を張ります。胸を張りすぎるとお腹がゆるみやすいので、背骨を真っ直ぐに一本に伸ばすくらいの意識があればOKです。
また、鎖骨を横に長くするように意識しますが、肩が緊張して上がりやすいので軽く後ろに肩を回しおろしてからそのまま腕を垂らしてください。
膝を伸ばす
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前述した上半身を作った状態で、膝を伸ばして直立します。
膝が伸びているだけで、体感身長が5センチほどアップしたように感じると思います。もちろん、足長効果も期待できます。
歩き出しは膝を曲げ、膝を伸ばして着地
歩き出すときには膝を曲げて脚を前に送り出し、着地のときにしっかりと膝下を伸ばします。ぺたんこ靴ならかかとから、ヒールならつま先とヒールの接地を同時にすると、膝が曲がりにくく美しくスラっと伸びた足に見せることができます。
伸ばした足に、そのまま上半身の重心移動をします。
腕と足の振りは連動させる
腕の振りと歩幅を同じくらいにするとバランスが良く見えます。
大きな歩幅に合わせて腕も大きく振れば立派な全身運動になるので、ダイエットウォーキングとしても最適です。20分以上続けると、脂肪燃焼が高まるといわれています。
1キロも痩せていなくても、身体の厚みや身長などの周りに与える印象を変える立ち方・歩き方をご紹介しました。写真やビデオで普段の立ち方歩き方を記録してからご紹介したウォーキングを実践し、ビフォー・アフターで比べてみると違いを実感できそうです。
せっかく毎日する歩行ですから、正しい身体の使い方を意識するだけで普段の姿勢も整っていきます。
(トータルビジュアルプロデューサー・メイクアップアーティスト MANAMI)