楽天、シーソーゲーム制し連敗止める　逆転2ランの浅村「責任を感じていた」

● DeNA 5 − 6 楽天 ○
＜3回戦・横浜＞

　楽天は連敗を3でストップ。貯金を再び9とし、パ・リーグ首位のソフトバンクに0.5ゲーム差に迫った。

　楽天はこの試合も、序盤は拙攻が目立つ重苦しい展開。6回に代打・川島の移籍後初安打となる2点適時二塁打で逆転し、5回3失点の先発・則本は通算100勝の権利を持って降板したが、7回に3番手の西口が2点を失い4−5と再び追いかける展開となった。

　それでも1点を追う土壇場9回、今季初めて4番に入った浅村が9号2ランを右中間席へ。再逆転したあとの9回裏は守護神・松井裕が15セーブ目（1勝1敗）で締め、4番手の安樂は4勝目（1敗1セーブ）を手にした。

　楽天は直近の5試合で計5得点と極度の得点力不足に陥っていたが、久々に攻撃陣が反発力を見せ連敗ストップ。殊勲の逆転2ランを放った浅村は「『何とかしたい』という気持ちで試合に臨んだので、とにかく勝ててよかったです。責任を感じていたし、こうやって自分のひと振り勝てて今日はいい仕事ができたと思う。これをいいきっかけにしないといけないと思います」と噛みしめるように語った。