毎日のように家族のため、調理をしているであろうママたち。しかしなかには包丁を入れることのできない食材もあるのではないでしょうか。例えば魚、みなさんはさばくことができますか? ママスタコミュニティには、あるママからこんな質問が寄せられました。
『みんなは、魚をさばける? なんだか、怖くない?』魚をさばくとなると、手間や時間がかかりますし、後処理も大変……そもそもさばき方がわからないというママもいるのではないでしょうか。スーパーや鮮魚商では、切り身になって売られていることもあるので、自分でさばく必要がない場合も少なくありません。しかし投稿者さんとは対照的に、自分で魚をさばけるママもいるようですよ。
意外にも、自分でさばけるママは少なくない!
『魚によるけれど、皮をむかなければ簡単だよ。3枚におろすだけだし』
『前は気持ち悪いし無理だと思っていたけれど、旦那と子どもが釣りをするようになってからさばけるようになった!』
『自分でさばく。時間があれば骨は唐揚げ、頭は焼いて出汁にするし』
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自分でさばかないママたちも。その理由は?
キッチンが生臭くなるから
『怖くはないけれど面倒だし血生臭い』
『旦那が釣りにハマっていた時期に持って帰ってくると、部屋中生臭くなるし、内臓が気持ち悪いからやらなくなった』もともと魚には生臭さがありますが、自分でさばくとなると、より血生臭さを感じてしまうことも……。しかもそのニオイがしばらく残ってしまうこともあるようで、「処理はできてもニオイがダメ」という意見もいくつかありました。
寄生虫が不安だから
『アジで限界。それ以上の大きさの魚の内蔵がきつい。寄生虫がいたら怖い』
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『寄生虫がいたらテンション下がる。食べる気が失せる。なるべく養殖を買うようにしているよ。天然は怖い(笑)』魚にはアニサキスという寄生虫が寄生している可能性も。アニサキスの幼虫は長さ2〜3cmで、その見た目は白色の少し太い糸のよう。サバ・アジ・サンマ・カツオ・イワシ・サケ・イカなどの魚介類に寄生しています。冷凍や加熱が不十分であったり、生の内臓を食べたりすると生きたまま口に入ることになり、食中毒を引き起こすこともあります。魚をさばく場合には、目視をして取り除かなければなりませんが、完璧にできない可能性もありますし、実際目にしたら怖く感じてしまうこともあるでしょう。そう考えると、自分でさばかないほうが良いという結論になることもありそうですね。
参考:厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」
旦那さんが釣ってきた魚は、旦那さんにさばいてもらうのも手
先ほどママたちから寄せられたコメントのなかには、「旦那さんが釣り好きだからさばかなければならない」といったものいくつかありました。
もし、こういった事情からさばかなければならないのなら、旦那さん自身にさばいてもらうのも良いのではないでしょうか。調理はママの役目だと魚を渡しているのかもしれませんが、釣ってきたのは旦那さん。責任をもって最後まで処理してもらってもいい話ですよね。実は筆者の夫も釣りをするのですが、1度自分でさばいてみたら面白くなったみたいですよ。自分で釣った魚を自分でさばき、自分で料理をつくる。その流れを作ってしまえば、旦那さんに全て任せることもできそうですね。
なかにはさばいてくれるお店も!無理に頑張らずプロに任せるのも手
『主婦歴14年だけれど、さばくのは無理だから魚は切り身か処理済みしか買わない。1回もさばいたことないや』
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『3枚おろしなら何とか。でも面倒だからスーパーでさばいてもらう』魚をキレイにさばくことができれば、骨や頭も料理に使えるといったメリットもあります。また旦那さんが魚を釣ってきたとしても、新鮮なまま処理ができますよね。しかし一方で、キッチンに残るニオイや後片付け、寄生虫などを考えると、魚をさばくことに抵抗を感じてしまう気持ちもわからなくありません。
旦那さんが釣ってきた魚をさばくのに悩んでいるならば、旦那さんにやってもらうのも手ですが、もしスーパーや鮮魚商で悩んでいるのであれば、切り身にしてもらえるか確認するのも手です。お店によっては「フライ用」など希望する料理を言えば、そのとおりにカットしてくれるお店もあります。多少金額がかかることもあるかもしれませんが、プロにお任せすることでキレイな切り身になりますし、不安解消や時間の節約にもつながります。なかには無料でさばいてくれるところもあるようなので、このようなサービスを活用していくのも良いのかもしれませんね。
文・こもも 編集・古川純奈