当時私は20歳で、人生を楽しんでいました。エステティシャンとして働き、結婚願望がとても強かったことを覚えています。
友だちに紹介されて出会ったケイスケ。地味でおとなしいタイプだから私とは合わないと思っていました。でも付き合ってみると一緒にいることが心地よくって……。周囲に私には意外なタイプの旦那様だと驚かれながらも結婚しました。そして、妊娠、出産と順調な結婚生活。娘のヒヨリは可愛かったし、幸せでした。だけどヒヨリが小学校に入り、育児が落ち着いた頃……。
ケイスケは最初話し合いには応じてくれませんでした。仲が悪いわけでもなかったので、彼の気持ちは理解できます。ただ「人生にときめきが欲しい」と訴え続けていたら、最後には呆れつつも離婚を承諾してくれました。数年後、ケイスケは再婚したみたいです。私からいきなり離婚を切り出してしまって悪かったと感じていたので、幸せになってくれてよかったです。
現れた男性陣の一人、ツヨシを見て胸がときめきました。見た目もタイプだったけれど、私の自己紹介にひかずに受け止めてくれたのも好印象でした。運命の人かもしれない……そんな予感でいっぱいになりました。
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だけど……このまま年を取っていいのかなって思ってしまったんです。安定しているけどときめきがない人生、不安はあるけど恋のドキドキを味わえる人生。私はまだときめきが欲しかったのです。
離婚後は、何人かとお付き合いして楽しかったけれど、あまり長続きはしませんでした。そして36歳のときツヨシと出会いました。運命の恋になる予感がします!
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・春野さくら 編集・塚田萌