3日放送の音楽番組『The Covers』(NHK総合/後10:00〜10:45)では、時代を超えて歌い継がれる歌姫・中森明菜を特集する『中森明菜ナイト!』を届けたが、番組のエンディングでは、中森が約1分40秒にわたって肉声コメントを寄せた。
【番組カット】『The Covers』“中森明菜ナイト!”より郷ひろみ
番組の語り(ナレーション)を務めるのは、中森と同期デビュー(1982年)の本木雅弘。また、本人の“肉声メッセージ”では、「歌い継がれること、歌い継ぐこと」や、「いま、そしてこれから」への思いが、柔らかい声色で語られる。コメントと共に、レコーディング時のオフショットとして“未公開の近影写真”も公開される。
また、「中森明菜・名作カバーコレクション」のラインアップも発表。中森作品と意外なつながりのある杉山清貴&オメガトライブは、彼らの楽曲の多くを手がけた康珍化&林哲司による名曲「北ウイング」、宮本浩次は、井上陽水が手がけた大ヒット曲「飾りじゃないのよ涙は」、JUJUは、中森の楽曲世界やスタイリングの魅力が詰まった名曲「DESIRE-情熱-」をパフォーマンスする。
カバーズゲストは、郷ひろみとGLIM SPANKY。さらに、令和の歌姫・Adoが、自身の原点・中森へのリスペクトと、歌い手として受けた影響を語る。
■中森明菜コメント全文
Covers『中森明菜ナイト!』。私の歌をカバーしてくださって、歌ってくださる方たちには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。作曲家・作詞家の方たちも、とても喜んでいらっしゃると思います。
私もなにげにたくさん、それぞれの方の曲をカバーさせていただいておりますが、本当に難しくて、歌っていらっしゃる方の気持ちや思いが伝わるように歌えているのかなと、いつも不安に思っております。その曲のファンのみなさまが「あっ、明菜が歌っても、やっぱりこの歌はいい歌だ」と思っていただけたら幸いでございます。
みなさん、私の曲をたくさんカバーしていただいて、心を込めて歌ってくださって、なんてお礼を言っていいかわかりません。本当に感謝しております。一緒にデュエットなどできる日がきたらいいなと思ったりもします。
本当にみなさま、ありがとうございました。