お笑いタレントのおいでやす小田(46)が14日、都内で開かれた映画『まる』先行上映イベントに登場した。主演の堂本剛(45)と同級生の設定に対する疑問の声に「1個違いや!」と反論した。
【写真】サプライズで登場した堂本剛 同作で主演の堂本演じる沢田の高校の同級生・吉村を演じた小田。嫌味を言うキャラクターには苦戦したそうで、「僕の感じでやったら、監督から“違う違う”と言われて…。監督から説明を受けてなんとかなりました」と自身で役どころについて紹介。
さらに、小田は「僕の演技はどうでした?」と単刀直入に質問。荻上直子監督(52)の「ガッチガチに緊張してました。かむわ、かむわ」との回答に「緊張してました。慣れない現場やったもんで」と恐縮していた。堂本は「その緊張した感じが味になってたと思いますよ」とフォロー。「リアリティが逆に出てたっていうか。人との距離感をこれぐらい保ちながらしゃべる人っているよなって」と小田の演技の感想を語った。
堂本と小田が同級生という設定に、小田は「それが発表された時にSNSで、堂本さんと小田が同級生ってありえねえだろみたいなの書いてたんですけど、1個違いや!」と叫んだ。「いやいや、46歳ってこんなもんやで。堂本さんが変なだけで、非常に若いだけで」とSNSでの意見に反論していた。
イベント中にはMCを務めた小田の台本を堂本がのぞき込み、「なんでのぞくの?そんな人おらんって」とツッコまれるちゃめっ気のある場面もあった。
18日公開の『まる』は、堂本にとって27年ぶりの映画単独主演。荻上監督・脚本に加え、堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として映画音楽を担当する。
堂本は、映画の名前にからめて「丸投げな形で見どころは皆さん一人一人が決める。映画生き方にフィットする映画。どんな人生を生きていくかがストーリーが続く中で胸の中に響く。丸の中に囲まれる。そこから抜け出せるのか抜け出せないのか。自問自答する映画になっている。心して見せてほしい」と映画の魅力を語った。
堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕のケガが原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める奇想天外な物語。沢田を取り巻くキャラクターを、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本アキラ、小林聡美らが演じる。