CS放送フジテレビNEXT ライブ・プレミアムは11月16日、忌野清志郎に“よく似ている人物”ZERRYが率いる4人組の覆面バンド、ザ・タイマーズが35年前に起こした出来事をひも解きながら、彼らを浮き彫りにするドキュメンタリー『拝啓!ザ・タイマーズ〜あれから35年〜』(後9:00〜後11:00)を放送する。
【写真】貴重なザ・タイマーズの集合ショット 稀代のトリックスターZERRYが率いる4人組の覆面バンド、ザ・タイマーズ。1989年、「ロックとブルースと演歌とジャリタレポップスのユーゴー」をコンセプトに、土木作業服にヘルメットにマスクという出立ちで突如ミュージックシーンに出現。数々のライブイベントや学園祭にゲリラ的に出没し、世の中を風刺し、社会でまさに「今」起こっている事件に関することや権威やタブーに挑む歌詞でオーディエンスをアジテイトし、熱狂させた。
1989年10月13日、フジテレビで放送された「ヒットスタジオR&N」でパフォーマンス中に特定のラジオ局の局名や放送禁止ワードを連呼した出来事は当時、大問題となった。その際どい歌詞やパフォーマンスとは裏腹に、モンキーズの「デイドリーム」を日本語カバーしたデビューシングル「デイ・ドリーム・ビリーバー」(1989年)はCMソングにも起用され大ヒットとなった。一体なぜ、ザ・タイマーズはあのような騒ぎを起こしたのか?彼らは何に駆り立てられていたのか?ザ・タイマーズとは一体何だったのか?彼らを慕うアーティストやタレントの想いに加え、多くの関係者やスタッフの証言を元に、35年を経た今、ザ・タイマーズを浮き彫りにする。
番組では、「ヒットスタジオR&N」放送のちょうど1ヶ月後、1989年11月13日に、暴徒化した観客で騒然となった横浜国立大学での伝説のライブと、その3日前の11月10日に横浜市立大学で行われたライブを放送初公開。ロック史に残る伝説のバンド、ザ・タイマーズのドキュメンタリーを届ける。