伊藤蘭が長女趣里とステージ初共演 「キャンディーズの名曲を歌い継ぐ」ツアー完走

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2025年01月26日 04:00  日刊スポーツ

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ツアーファイナル公演で紙テープを浴びる伊藤蘭(撮影・近藤みどり)

女優で歌手の伊藤蘭が25日、東京・江東区の東京ガーデンシアターでコンサートツアー「Over the Moon」のファイナル公演を行った。


昨年8月の大阪を皮切りに9都市を巡る歌の旅の千秋楽。約5500人の温かい声援と拍手に迎えられ、黒のライダースジャケット姿で登場すると「ICE ON FIRE」で幕を開けた。


最初のあいさつで「8月にスタートして今日で最終回。皆さんとお互いに元気に会えて同じ時間を過ごせてうれしいです。心を解き放して、ツアータイトルのように『月を越える』ほどの楽しい時間にしましょう。新年を迎えて気持ちも新たに心を込めて歌っていきます」。


新曲「風にのって」やキャンディーズのヒット曲「春一番」「その気にさせないで」「ハートのエースが出てこない」「年下の男の子」などをアイドル時代と変わらぬキュートな歌声で披露。華麗に踊って、舞い、ステージを所狭しと移動して歌声を響かせる伊藤に、客席からは「ランちゃ〜ん」と熱いコールが飛び交い、赤いペンライトが何度も大きく揺れた。


キャンディーズの思い出も語った。メンバーの田中好子さんは11年に亡くなり、藤村美樹さんは芸能界を引退している。「キャンディーズは4年半という短い時間だった。ソロになって今はキャンディーズ時代よりも長く歌っている。色あせない楽曲たちが、これからもより輝いて届けられるように、1人で寂しいけど微力ながら明日につなげたいです」。歌い継ぐ思いを吐露した後で「解散してからスーさん、ミキさんと会った時に、スーさんが『母も私もキャンディーズが大好きなの』と言って、私もミキさんもうなずいた。皆さんも同じ気持ちならうれしいです」。


後半の「哀愁のシンフォニー」では「思い出に残る光景を皆さんと作りましょう」と呼びかけて紙テープ投げの応援を解禁。歌唱後に「皆さん、肩は大丈夫ですか?」と心配しながらも、ステージが紙テープのじゅうたんで染まる様を「美しい景色でした」と笑顔で振り返った。


アンコールでは長女の女優趣里が登場。コンサートでは初の親子共演で、趣里は主演したNHK連続ドラマ小説「ブギウギ」の劇中で歌唱した「買物ブギー」「ラッパと娘」を観客を前に初披露。趣里は「これまで共演を避けてきた訳ではなくて、尊敬する偉大な父と母なのでタイミングがなくて今日になった。ちなみに『不仲』と書かれることがあるけど信じないでね」。「春になったら」は親子のコラボ歌唱で盛り上げ、約2時間半で計25曲を披露したステージの幕を下ろした。


19年5月、キャンディーズの解散から41年ぶりに歌手としてソロデビューしてもうすぐ6年。伝説のアイドル、女優、さらにソロ歌手としても大きな輝きを放っている。【松本久】

このニュースに関するつぶやき

  • 娘さんもドラマ出演や劇中での歌唱の実績がある人なんだね。そういう親子共演なら良いと思うけど、ただでさえ“七光り”に対して世間の目が厳しい芸能界で子供に実績がないのに親子共演っていうケースは
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