(画像:辻希美 Instagramより) 辻希美さんが3月3日、自身のSNSを通じて俳優で夫の杉浦太陽さんとの間に第5子を妊娠したことを発表しました。
すでに子沢山のママタレとして確固たる地位を築いている辻さんの妊娠発表に世間は大興奮。その影響がこれまでのママタレとは一線を画しているのです。
◆不妊治療を経て第5子の妊娠に祝福の声
辻希美さんは第5子の妊娠を発表し、4年ほど前から5人目がほしかったもののなかなか授かることができず、病院にも通って不妊治療をしていたことも合わせて告白していました。
第4子であり3男の幸空くんは6歳でこの春に小学校に入学するため、辻さんはこのたび7年ぶりの妊娠となります。
今回の発表には「4人でもすごいのに5人目なんて本当にすごい」、「まだ37歳で若いし安定した仕事も協力してくれる旦那さんと上の子たちもいて羨ましすぎる」と、祝福と称賛の声が多く寄せられていました。
19歳で妊娠と杉浦さんとの結婚を発表した当時は世間から大バッシングをくらっていた辻さん。
しかし今となっては若くして出産、男の子の子育て、女の子の子育て、芸能人の夫、一軒家を建てた経験、無痛分娩、子どもの芸能界デビュー、30代後半での出産、そして不妊治療とママタレにとって武器となる数多くの“ママとしての経験”カードを持っています。
「経験者としてメディアで話せないことがないのでは?」と史上最強のママタレとも呼び声が高いです。
◆「うちももう1人作ろうかな」という声も多数
辻さんが史上最強のママタレである理由はそれだけではありません。今回の妊娠発表で世間のママたちに、とあるきっかけと変化をもたらしました。それは「うちももう1人産めるかな?」と子育て当事者たちに考えさせたことでしょう。
実際にX(旧Twitter)では「辻ちゃんのニュースを旦那と見ていて、うちも2人目作ろうかという話になった!」、「辻ちゃん妊娠のニュースを見て、私もやっぱりもう1人ほしいって思った」というママアカウントの投稿が数多く見られました。
実際に子どもをもう1人作るか否かは別として、「我が家ももう1人産めるかどうか」と夫と一緒に話し合うきっかけを作っていることはそれだけでもすごいことです。多くの子育て当事者たちに「うちももう1人」と妊活や出産にダイレクトに影響を与えているママタレは過去には見られなかったのではないでしょうか。
「子育ては大変だけど幸せなこと。子沢山は楽しいよ!」と発信し続けている辻さんが、子育て当事者たちにとって大きな希望となっていることは事実。
「政府は辻ちゃんを表彰すべき」、「中身の伴っていない政府の支援より、辻ちゃんのほうが少子化に貢献している」という意見も多いです。
◆若くして子どもを持つことのネガティブイメージも変えた
また辻さんのインパクトは「若くして子どもを持つことへの偏見」も変えたことではないでしょうか。
第1子である長女の希空さんを妊娠したとき、辻さんは19歳。当時は「ままごと婚」、「子どもが子どもを産んだ」という批判も多くありました。しかしフタを開けてみれば希空さんは立派に成長し、今回の辻さんの妊娠についても「長女として母のことを沢山支えていきたい」と自身のインスタグラムでコメントしていました。
20歳前後での妊娠やデキちゃった婚に対しては以前よりも風当たりは少なくなっています。
しかし子どもを産み育てることが経済力や強い精神力などあらゆる力が求められている現代において、まだまだ若くして子どもを持つことには心配の度を超えた批判の声も少なくありません。
そんな中でも辻さんが今、真摯に子育てに向き合い、立派に良い子に育っていることを発信し続けることで「若くしてママになること」のネガティブイメージを払拭し続けているとも言えます。
◆批判より応援が圧倒的なのは、当事者へ勇気や希望を与えるから
子育てや家事、夫婦関係のことなどをブログやSNS、YouTubeで発信し、子育て当事者たちから圧倒的な支持を得ている辻さん。
もちろんそこにはたくさんの苦労や夫婦喧嘩などがあったでしょう。
「子育てが仕事で、それが収入に繋がっているんだからたくさん産めて当然」、「すでに4人もいるのに不妊治療してまでまだ子どもがほしいの?」など心無い批判も見受けられました。
しかしそれを凌駕(りょうが)するほどの圧倒的な数の味方が世間に多いのは、辻さんと杉浦さんの子育てが、子育て当事者たちに勇気や希望を与えていることの証左ではないでしょうか。
<文/エタノール純子>
【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中