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2月26日に米ニューメキシコ州サンタフェ郊外の自宅で妻と共に95歳で亡くなっているのが発見された米俳優ジーン・ハックマンさんの死因が、重度の心臓病と高血圧、進行性アルツハイマー病の合併症によるものであることが明らかになった。
自宅の別の場所で65歳で亡くなっていた妻のベッツィ・アラカワさんは、ハックマンさんが亡くなるより1週間前に死亡していたことも明らかになった。ハックマンさんは、妻が亡くなった後も遺体と共に自宅で過ごしていたことになる。
サンタフェ郡保安官アダン・メンドーサ氏が7日会見を行ったもので、先に亡くなったアラカワさんはネズミの尿や唾液、糞便を介して人間に感染する珍しいハンタウイルスに感染したことが死因であることが判明したという。感染経路などは分かっていない。ハンタウイルスに感染すると、発熱や筋肉痛が現れた後、呼吸困難が起こり、死に至るという。
アラカワさんの遺体の一部はミイラ化していたと伝えられていたが、最後に外部と連絡を取ったのは2月11日に送信した電子メールだったという。当局は、おそらくその日にアラカワさんは亡くなり、ハックマンさんは装着していた心臓のペースメーカーが最後に記録された同17日に亡くなったとみられるという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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