『ドラゴンマガジン』休刊、37年の歴史に幕 『スレイヤーズ』『フルメタル・パニック!』など数々の人気作掲載

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2025年03月19日 07:10  ORICON NEWS

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ラノベ雑誌『ドラゴンマガジン』休刊
 ライトノベル雑誌『ドラゴンマガジン』(KADOKAWA)5月号が本日19日に発売され、同号をもって休刊した。1988年1月30日の創刊から37年の歴史に幕を下ろした。今後はKADOKAWAのライトノベル・新文芸などの小説レーベルが一丸となり、新体制として新メディア「メクリメクル」を創刊・移行していく。今回の休刊に編集部は「ライトノベルの文芸誌『ドラゴンマガジン』は、今号である 2025年5月号をもって、休刊することになりました。沢山の応援、誠にありがとうございました」と応援し続けてきた読者へ感謝のメッセージを寄せている。

【画像】『ドラゴンマガジン』休刊…掲載された『フルメタル・パニック』表紙など

 『ドラゴンマガジン』は、1988年1月30日より創刊されたライトノベル雑誌で、これまで『フルメタル・パニック!』や『冴えない彼女の育てかた』、『スレイヤーズ』、『デート・ア・ライブ』、『ハイスクールD×D』などアニメ化もされた数々の人気作品を掲載。現在はアニメ化もされた『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』や『スパイ教室』、『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』などが掲載されている。

 本日発売号の表紙は、『スレイヤーズ』が飾り、「ドラマガは大団円だけど…私たちの冒険はまだまだ続いていくかんね!」とメッセージ。13年ぶりのスレイヤーズ短編についてや、連載35周年を記念した特別企画も掲載されている。

 休刊について公式サイトでは「株式会社KADOKAWAが今春にライトノベルなどエンターテインメント小説ファン向けの新メディア「メクリメクル」のサービスを開始します。2019年から運用してきたライトノベルのレコメンドサービス「キミラノ」を新メディアに移管、1988年創刊のライトノベル文芸誌「ドラゴンマガジン」を休刊し、新体制に移行することをお知らせいたします」と説明。

 ドラゴンマガジン編集部は「昨今の読書環境の変化を受け、「ドラゴンマガジン」が担ってきた役割は、紙の雑誌では担いきれなくなってきていることを日々実感した上での次のチャレンジとなります」と経緯を説明し、「読者の皆様に、新しい形でメディアサービスをお届けしていくことを楽しみにしています。ぜひご期待ください」と呼びかけた。

 新メディアとなるメクリメクル編集部は「2025年、KADOKAWAのライトノベル/新文芸などの小説レーベルが一丸となりWEBマガジン「メクリメクル」を創刊いたします」とし、「『メクリメクル』はいわゆるライトノベルやキャラクター文芸など、“エンタメ系”小説の情報・話題をお届けしつつ、コンテンツから派生する「アニメ」「マンガ」「イベント」「音楽」「声優」ほか、隣接するエンタメを一緒に楽しんでいきましょうというWEBマガジンです。これまでも「キミラノ」「ドラゴンマガジン」だけではなく、いくつかの定期刊行メディアを運用してまいりましたが、改めてここで知見を結集し、読者のみなさまとのコミュニケーションの場として整備する所存です」と詳細を明かした。

 「毎日立ち寄っていただける、更新を楽しみにしていただけるようなメディアを目指してまいりますので、応援よろしくお願いいたします」とし、「また、ローンチ前の「メクリメクル」の情報に関しましては、キミラノ公式X等にて随時公開を予定しております」と伝えた。

 新体制についてキミラノ運営チームは「2024年3月19日にサービス開始から5周年を迎えましたライトノベル・新文芸のレコメンドサービス「キミラノ」ですが、2025年春、新しいメディア「メクリメクル」が立ち上がるのと同時に一部コンテンツを移管し、単体のサービスとしてはクローズすることとなりました」と報告。

 「現在開催中の「次にくるライトノベル大賞」は継続し、今後はライトノベルに留まらず、エンタメ系小説の魅力をお届けすべく、新体制にて尽力してまいります。「キミラノ」を応援してきてくださったファンの皆様、ご一緒頂いたレーベルの皆様には、私たちからのお知らせをぜひ楽しみにお待ちいただけたらと思います」と呼びかけた。

このニュースに関するつぶやき

  • 終わっちゃうのか…残念だ。当初はコンプティークもドラマガもアイドルが表紙を飾ってたので、親にアイドル誌を買ってきたのかと勘違いされたったっけ(笑)
    • イイネ!13
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