辛坊治郎氏、今秋にも引退「す・またん」「そこまで言って委員会」などで人気

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2025年04月19日 05:30  日刊スポーツ

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テレビ、ラジオ、講演の世界から身を引く決意を語った辛坊治郎氏

読売テレビの元アナウンサーで現在はフリーで活動中の辛坊治郎氏(69)が早ければ9月末をもってテレビ、ラジオから身を引くことが18日、わかった。現在出演しているニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月〜木曜午後3時30分)との調整次第で、来年3月まで継続する可能性もある。


辛坊氏は日刊スポーツの取材に対し「本当は60歳、65歳のときにも仕事をやめる気持ちがあった。いくつかの事情から、ここまで続けてきたが、残された時間をストレスなく、自分のために使いたい」と心境を明かした。


辛坊氏は昨年4月、キックスケーターでスリップし、肩を脱臼。翌週にも連続して脱臼した。スノボで頸椎(けいつい)負傷にもなった。腰も痛い。痛む体で各地を旅行し、YouTube「辛坊の旅」で発信してきたが、同時に「人生には限りがある」という思いを再認識させられた。仕事をリタイアした後は健康維持を意識しつつ、旅行(バックパッカー)とヨットを楽しみたいという。


「テレビ、ラジオ、講演などの新たな依頼を受ける気はありません。引退という言葉は有名芸能人やスポーツ選手のためにあるので、俺の場合は早期退職です。本音を言えば『俺のことはほっといてくれ!』と言いたい」と辛坊氏は強調した。


辛坊氏は読売テレビ時代、「ウェークアップ!ぷらす」「ニューススクランブル」「たかじんのそこまで言って委員会」などに出演。わかりやすい表現と親しみやすいキャラクターで新しいスタイルのキャスター像を築いた。【三宅敏】


◆辛坊治郎(しんぼう・じろう) 1956年(昭31)4月11日生まれ、大阪府岸和田市出身。早大卒業後の80年、読売テレビ(大阪市)入社。「ニューススクランブル」「ウェークアップ!ぷらす」「たかじんのそこまで言って委員会」「朝生ワイド す・またん!」などに出演する。10年、読売テレビ退社。


13年6月、盲目のヨットマン(岩本光弘)とともに太平洋横断の航海に出発。しかし宮城県石巻市沖でマッコウクジラと衝突し、浸水。海上自衛隊に救助された。21年4月、太平洋横断再挑戦に出発。69日間をかけて米サンディエゴに到着した。


ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」は12年4月から放送(中断期間あり)。近著に「オールドメディアへの遺言」。

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  • 辛坊治郎ズームそこまで言うか!を聞いていると、彼が杖を突いて歩いたり気持ち的にもバックギアが入っているようなトーク内容が増えていたので「もう隠居かな?」と思ってたけどやはりそうか。お疲れさまですわ。
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