画像提供:マイナビニュースJR東日本大宮支社は24日、川口市と「川口駅上野東京ラインホーム及び自由通路等整備に関する基本協定」を締結したと発表した。ホームなど新設し、川口駅に上野東京ラインの列車が停車する見込みに。2025年度から測量・地質調査、基本・概略設計を順次実施する。
現在は京浜東北線のみ停車する川口駅で、鉄道輸送力増強と駅周辺を訪れる関係人口の拡大をめざし、JR東日本大宮支社と川口市が「川口駅上野東京ラインホーム及び自由通路等整備に関する基本協定」を締結。「ホーム等整備事業」「自由通路整備事業」「店舗整備事業」を基本協定で規定する事業とし、上野東京ラインのホームおよび必要となる鉄道施設を整備するとともに、自由通路と店舗の整備も進める。
設計・工事の施行は「JR東日本が実施することを基本とする」とのこと。費用負担に関して、「ホーム等整備事業」「自由通路整備事業」に要する費用は川口市の負担とした上で、支障するJR東日本の店舗等に関する補償の取扱いは別途協議する。「店舗整備事業」に要する費用はJR東日本の負担とし、これら3事業に共通して必要な費用は双方で負担。その他、JR東日本が自己施策を行う場合に要する費用は同社の負担とする。
新しく整備する施設のうち、自由通路を川口市、その他の鉄道施設(ホーム、コンコース等)をJR東日本が保有。施設等の維持管理、大規模改修は「その所有者が実施する」とのこと。今回の事業と駅周辺の整備に関して、「川口駅周辺まちづくりビジョンの実現に向け、相互に連携して取組みを進める」としている。(MN 鉄道ニュース編集部)