
3児を子育て中の「たくあん」さん(@gaujdmw95)の疑問がネット上で注目を集めています。
【写真】「4歳だけど3歳ってことに…」衝撃の告白にギョッ(投稿全文)
あっけらかんとした告白に「無理なんだけど」
子持ちの友人たちと集まったときのこと。一人が衝撃の告白をしました。「4歳だけど3歳ってことにしてテーマパークとか旅館とか無料で行ってる〜」。3歳以下は無料という施設を利用する際、費用を浮かせるために子どもの年齢をごまかしているというのです。たくあんさんは困惑し、自身のXに投げかけました。「私、子どもに嘘ついて良いって教えるの無理なんだけど こういうのって普通の感覚なの???」
投稿したたくあんさんに話を聞くと、友人の発言は「率直に言うとびっくりしました。子に嘘をつかせる、嘘をついても良いと教えるのと同義だと思うので」とあきれ顔。
その上で、「私の親もそういう親だったので、そういう家庭で育つと『バレなきゃいい』という感覚になり、子の倫理観形成に悪影響だと思っています。私自身は大人になるにつれ、自分の感覚と一般的な感覚が異なっていることに気付いて軌道修正しましたが、気付けて良かったです」と振り返りました。
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自身の子どもたちには、日常の中でルールを教えているそうです。「映画や電車など、それぞれのシーンで『ここは〜歳からチケットが必要だから』と必要な子にチケットを配布しています。(電車のきっぷなど)長女だけが必要な場合、他の2人も欲しがるので、その時は『小さい子はまだチケットがいらないから、代わりにママのを持っててね』と渡しています」(たくあんさん)
今年2月の投稿は拡散が続き、5月初旬の段階で1414万回表示され、6万のいいねがつきました。
「意外にも『まわりにもいる』という方が多くてびっくりしました。身近に同様の人がいて、モヤモヤしていた方が多かったのかなと思います」(たくあんさん)
弁護士「詐欺罪になり得る」
上原総合法律事務所(東京)の上原幹男弁護士は、同事務所公式YouTubeチャンネルのショート動画「年齢詐称は犯罪になるのか?」の中で、次のように解説しています。
「実際よりも年齢を低く言って子ども料金の入場券を買ったり、年齢を高く言ってシニア料金で利用したりすれば、詐欺罪になり得ます」(上原弁護士)
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上原弁護士は、軽い気持ちで年齢を偽り、物やサービスを受け取らないよう注意を呼びかけています。
子の証言「貧乏だからやらされてた」「小学生のふりさせられた」
たくあんさんの投稿に対し、ネット上では「モラルはないのか」「長い目でみると失うものの方が多い」「平気で嘘をつく子になってしまう」「ルールを守らない人っているね」といった反応が大半でした。
一方で、実際にただ乗りさせる家庭で育ったという人も一定数おり、幼少期の記憶を思い出す人も。「うちは貧乏だったからこれやらされてた」「うちの親は、小学生の子どもに幼稚園のふりをさせてバスに乗せていた」「中学生なのに親から小学生のふりをさせられた」「大人になった今も罪悪感が」など。
テーマパークや宿泊施設に勤務している人からは、「4歳なのに3歳だと言い張る家族はいる」「ほぼバレてますよ」「アトラクションによっては有事の際に危険」「旅館で子どもの布団はいらない、あわよくば無料で…という人いたなあ」などの声も。
中には、「背が低かったら子ども料金でもいいのでは」という意見もあり、「中学生のとき、大人料金を払おうとしたら、小柄だから子ども料金でいいと言われたことがあった」という人も。逆のパターンで「小6で身長が170センチ近くあり、電車に乗るときは駅員さんにほぼ信じてもらえなかった」「2歳の子は体が大きく、年齢を誤魔化していると思われないかいつも気が引ける」などの体験談も寄せられました。
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(まいどなニュース・金井 かおる)