議員票、小泉氏がリード=高市氏は苦戦、林氏健闘―自民総裁選の動向調査

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2025年09月26日 07:31  時事通信社

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時事通信社

日本記者クラブ主催の自民党総裁選立候補者討論会で、写真に納まる(左から)小林鷹之元経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農林水産相=24日、東京都千代田区
 自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。小泉進次郎農林水産相(44)が2割超を固めてリード。報道各社の世論調査で人気の高い高市早苗前経済安全保障担当相(64)は1割強と苦戦する一方、林芳正官房長官(64)が2割弱と健闘している。ただ、約4分の1が態度未定で、情勢はなお流動的だ。

 総裁選は295人の国会議員票と、同数の党員・党友票の計590票を争う。1回目の投票で過半数を得た候補者がいなければ、上位2人の決選投票となる。投開票は10月4日。

 調査は25日までに、議員への聞き取りなどで実施した。5候補のうち、小林鷹之元経済安保相(50)と茂木敏充前幹事長(69)は1割程度を確保した。

 小泉氏は旧安倍派など解散した5派と、唯一存続する麻生派、無派閥を問わず幅広い支持を受ける。陣営は22日の出陣式に代理を含め92人が参加したと発表しており、議員票は3割を超える計算となる。一定の党員票も集める可能性があるが、昨年の前回総裁選は選挙期間中の論戦で答弁能力への不安を露呈し失速している。

 高市氏への支持は旧安倍派が半数を占め、その他も保守系議員がほとんど。昨年は議員票2位で決選投票に進んだが、その後の衆参両院選挙で一部の陣営議員が落選した上、前回と同様に麻生派から支援を受けられるか現段階では不透明だ。

 林氏が所属した旧岸田派では、上川陽子前外相が今回は出馬を断念。同派出身の候補が一本化されたことに加え、石破茂首相の盟友の中谷元防衛相ら一部の「石破票」も取り込む。小泉、高市両氏の「2強」に割って入るには、党員票の積み上げが必要になる。

 衆院当選5回の小林氏は、中堅・若手が中心。陣営には、地元千葉県選出で無派閥議員に一定の影響力がある浜田靖一衆院議院運営委員長らベテランも参加。茂木氏は会長を務めた旧茂木派や、地元栃木県の議員らから支援を受ける。 

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