
今日27日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。12月に入ると同時に寒気の影響を受けやすくなる。1か月の気温は、西日本で平年より低く、沖縄・奄美と東日本、北日本は平年並み。特に、12月上旬は全国的に気温が平年より低く、急に低温傾向へ。突然の寒さや大雪に備えを。
数値予報モデルによる予測結果

今日27日(木)、気象庁はこの先の1か月予報を発表しました。
1か月平均の海面気圧は、中国大陸からオホーツク海付近にかけて気圧が平年より低く、北・東日本の日本海側を中心に低気圧の影響を受けやすく、冬型の気圧配置が強まりやすい時期があるでしょう。
一方、東シナ海から日本の南東では高気圧の張り出しが予測され、東日本太平洋側以南では、高気圧に覆われやすく、西日本日本海側では冬型の気圧配置の影響を受けにくい時期がある見込みです。
上空約1500mの気温は、日本付近は、平年からの隔たりが小さいと予測されています。
日本海側で雨や雪の日多い 太平洋側は晴れて乾燥続く

この先は、冬型の気圧配置が強まりやすい時期があるため、北日本や東日本の日本海側で雨や雪の降る日が増え、降水量が多くなるでしょう。
降雪量は寒気の影響を受けやすくなるため、北日本の日本海側で平年並みか多くなる見込みです。突然の大雪や吹雪に注意し、早めの備えを行ってください。
東日本と西日本の太平洋側は降水量は平年より少ない見込みで、比較的晴れる日が多いでしょう。太平洋側は降水量がここ1か月の降水量が平年より大幅に少なくなっている所があり、空気の乾燥が続いています。火災の発生しやすい条件が続くため、火の取り扱いには十分ご注意ください。また、インフルエンザも流行期に入っていますので、人ごみに出る際はマスクを心がけるなどしっかり対策を行うと良さそうです。
気温は1か月を通してみると、西日本で平年並みか低く、沖縄・奄美と東日本、北日本は平年並みでしょう。週ごとの気温を見ると、特に12月に入ると一気に気温が下がり、2週目にあたる12月6日から12日にかけての気温は、全国的に平年より低くなる見込みです。
日々の寒暖差が大きく、突然の真冬並みの寒さがやってきます。年末が近づくにつれて、年の瀬らしい冬本番の寒さになりそうです。冬物の準備を整えて、風邪をひかないように注意しましょう。
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12月初めに強烈寒気 東北では10年に一度クラスの低温・大雪か

今日27日(木)、東北地方には低温に関する気象情報が発表され、それに加えて日本海側には大雪に関する気象情報が発表されました。
12月4日頃から東北地方では10年に一度クラスの低温となる可能性があり、日本海側では大雪となる恐れがあります。なお、11月に「大雪」の早期天候情報が発表されるのは 2019年11月7日以来です。
東北の日本海側を中心に、この時期としては降雪量がかなり多くなる可能性があります。農作物の管理や水道管の凍結などに注意するとともに、除雪グッズなども見直しておきましょう。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・東海・北陸地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方
