インテルで活躍を続けるラウタロ・マルティネス [写真]=Getty Images インテルが、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとの契約延長に向けて動いているようだ。28日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
現在26歳のラウタロは2018年夏に母国のラシン・クラブからインテルへ完全移籍で加入した。背番号「10」を託されると、初年度からセンターフォワード(CF)の主軸として活躍。ここまで公式戦通算245試合の出場で108ゴール38アシストをマークし、2020−21シーズンの11年ぶりのセリエA制覇を含む合計5つのタイトル獲得に大きく貢献している。
キャプテンに就任して迎えた今シーズンも、開幕からここまで公式戦全7試合に先発出場し6ゴール2アシストと躍動しているラウタロ。現行契約は2026年6月末までで満了までは3年弱が残されているものの、インテルは“絶対的エース”の引き留めに向けて、新たな契約を締結したいと考えているようだ。現時点では契約期間を2028年6月末まで2年間延長することを検討しているという。
報道によると、インテルは資金力の豊富なプレミリーグ勢や近年台頭しているサウジ・プロフェッショナルリーグ勢を警戒しており、なるべく早期に交渉を開始したいと考えているとのこと。ラウタロの代理人を務めるアレハンドロ・カマーノ氏との最初の対話は既に行われており、年内にも契約延長交渉が開始される見込みだという。
なお、インテルはピッチ内での活躍だけでなく、キャプテンとしてのピッチ外での振る舞いやクラブへの貢献も高く評価している模様。新契約には昇給などの待遇面の改善が盛り込まれる可能性も高いという。今やクラブの“象徴”とも言える存在となったラウタロ。果たして契約延長は実現するのだろうか。