ユナイテッド航空は、車いす利用者の旅行体験を向上させる取り組みを発表した。
様々なサイズの車いすに対応できる航空機を判断できるデジタルフィルターをウェブサイトに来年にも導入する。また、特定の車椅子のタイズに対応するために高い運賃を支払う必要がある場合には、運賃の差額を払い戻す。
デジタルフィルターには車いすのサイズを入力することができ、対応する大きさの貨物室のドアを備えたフライトが優先表示される。貨物室のドアの大きさは様々で、直立で移動しなければならない大型の電動車いすに対応できる航空機もあるという。
今年後半から、ヒューストンで6か月間のパイロットプログラムを開始し、旅行中に車いすが破損したり、遅延した場合の対応を検討する。車いすを返却するまでの時間や、代替の車椅子を提供するまでの時間に焦点を当てたものとしている。
ユナイテッド航空では、2022年に約15万台の車いすを輸送している。今月初めにはアメリカ運輸省との間で、車いす利用者の利便性を高め、旅行体験を向上させるイニシアチブの実現に向けた契約を締結している。
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