
40代以降になると、髪をしっかりお手入れしても、“ツヤがない”、“乾燥してまとまりにくい”などの悩みが急速に増えますよね。
もしかすると「お風呂あがりの髪の扱い方」に原因があるかもしれません。
ヘアメイクの筆者が、お風呂上がりのNGヘアケアとともに、正しいヘアケアの方法をご紹介します。
■お風呂あがりが一番痛みやすい!?やりがちNGヘアケア3つ
ぬれた髪はキューティクルが開いているため、とてもデリケートな状態です。
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お風呂あがりのケアこそ、髪をやさしくいたわりながら丁寧に行ってくださいね。
(1)タオルでゴシゴシとこすりながら水気を取る
ぬれた髪を早く乾かそうとして、ゴシゴシとタオルで髪をこすっていませんか?
髪は横に対する刺激に特に弱いため、タオルでの摩擦は禁物です。たったこれだけのことでも、毎日の積み重ねによって切れ毛や枝毛の原因につながってしまいます。
OKケア
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浴室でやさしく水気を切ったら、タオルで髪を包み込みます。タオルに水気を吸い取らせるように、やさしくおさえましょう。
(2)ぬれたままブラッシングをする
アウトバストリートメントやオイルを全体になじませるために、髪がぬれた状態でブラッシングをしていませんか?
前述の通り、ぬれた髪は刺激に弱いため、細いコームや硬い素材のブラシで髪をとかすとダメージを与えてしまいます。
カラーリングなどによって髪のダメージが蓄積している場合は、これだけで髪が切れてしまうこともあるので注意してください。
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OKケア
トリートメントやオイルは毛先〜中間に、上から下へと、手ぐしでなじませましょう。
髪が細く絡みやすい人や、髪が多くてトリートメントの塗りムラが気なる場合は、目の荒いコームを使いましょう。
コームの隙間が広いため手ぐしと同じようにすべりが良く、髪へのダメージを最小限に抑えることができます。
(3)ドライヤーで雑に乾かす
ドライヤーで髪を乾かすときに気をつけなくてはいけないのが、“オーバードライ”にならないようにすることです。乾かしすぎると髪に必要な水分まで奪ってしまい、髪がパサパサに乾燥してしまいます。
一番毛量が少なく、傷みやすい毛先から乾かしてしまうと、オーバードライになりやすいです。
また、下から上へ風を当てると、キューティクルの向きが乱れてパサついてしまいます。
OKケア
ドライヤーをする際は、毛が一番多い根元から最初に乾かします。根元が乾いてきたら、中間→毛先の順で風を当てます。
上から下へ風が向くよう意識をすると、美容院帰りのようなツヤのある仕上がりに。
お風呂からあがったらタオルターバンなどで時間を置かず、なるべくすぐに乾かしましょう。
今回は、お風呂上がりのNGケアとOKケアをご紹介しました。毎日の小さな積み重ねこそ美髪への近道です!
ぜひ、今夜から意識してみてくださいね。
(ヘアメイク・美容ライター 森田 玲子)