DAY1(11日)は、PUFFY、三浦大知、コブクロ、東方神起が出演。そして、ヘッドライナー浜田雅功は、相方に奥田民生を迎え、フェス初共演が実現。「春はまだか」など、往年のヒット曲を、万博記念公園の澄み切った青空のもと歌いあげた。DAY2(12日)には、きゃりーぱみゅぱみゅ、湘南乃風、倖田來未、音楽フェス初参戦のSixTONESが出演。そして、2日間のトリを飾ったのは、浜田雅功と小室哲哉による伝説のユニットH Jungle with t。29年ぶりとなった復活ライブでは、ダブルミリオンの大ヒット曲「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント〜」を披露、観客を大いに盛り上げた。両日とも、出演アーティストによる圧巻のライブアクトが繰り広げられた初開催の「ごぶごぶフェス」。鳴りやまぬ歓声の中、大盛況で幕を下ろした。
コブクロは「浜ちゃんに届けよう!」とのっけから「YELL〜エール〜」「轍-わだち-」と名曲を連投し、客席全員で大合唱。MCで小渕健太郎は、何にも憧れずにアーティストになった黒田俊介が小さいころからずっと好きだった2人組がダウンタウンだと話し、ごぶごぶフェスに呼ばれた喜びを2人で爆発させ『ごぶごぶ』のロケで浜田と歌った「桜」を想いを込めて歌唱。結成25周年を迎えた2人の軌跡とこれからの決意が詰まった音源化前の最新曲「RAISE THE ANCHOR」に続いて、大阪・関西万博のオフィシャルテーマソング「この地球の続きを」でフィニッシュした。小渕は特注の「ごぶごぶ法被」を着て和太鼓を叩くパフォーマンスも披露。かつて万博が行われた場所で歌われる未来の万博の歌ということで、歴史がリンクした瞬間だった。
登場するなり黄色い歓声に包まれた東方神起は、8人のダンサーを引き連れて「B.U.T」「I Think U Know」「Hot Hot Hot」とダンスナンバーを連投し、ぴったりそろったキレキレのダンスと大迫力のフォーメーションで会場を魅了した。夕陽が沈む時間にぴったりの「Sentimental Mood」では、観客は手を左右に振って一体感で満たし、「どうして君を好きになってしまったんだろう?」を披露する前のMCでは浜田の誕生日をお祝い。「どうして浜ちゃんを好きになってしまったんだろう?」と曲名でユノがボケてチャンミンがツッコむなど、テンポの良いやり取りで会場を爆笑の渦に巻き込み、「Why?(Keep Your Head Down)」まで全7曲を披露しました。2人の持つカッコ良さとお茶目さを最大限に見せる素晴らしいステージだった。
降り出した雨もスパイスにして、会場を明るくド派手に盛り上げたのは倖田來未。7人のダンサーとダイナミックに「DO ME(KATFYR Remix)」を披露し、「キューティーハニー」で歌声を気持ち良く響かせる。MCでは浜田と初めて会った時の思い出も回顧して誕生日をお祝いし、「Butterfly」〜「Shake It Up」〜「WIND」のメドレーを披露。さらに「愛のうた」をしっとりと歌い上げると再びギアをアップ。『仮面ライダーギーツ』の主題歌「Trust・Last」では湘南乃風がステージに登場し、5人で力強いエネルギーを解き放ちます。TikTokをキッカケに10代にも広がり、ライブでは定番になっているラッツ&スターのカバー「め組のひと」を経て、ラストは疾走感たっぷりにハードでアッパーな「Vroom」で締めくくった。
2日間の大トリをつとめたのは、実に29年ぶりの復活となった伝説のユニット・H Jungle with t。ビジョンには結成した経緯とその歴史、浜田と相方の音楽プロデューサー・小室哲哉へのインタビューが流れ、万博記念公園という場所でのライブが大きな意味を持つことが明らかにした。やがて浜田と小室がステージに登場。2人で当時の思い出を懐かしみ、1995年にリリースされた2ndシングル「GOING GOING HOME」を披露した。会場はあたたかく2人を見守りつつも、サビでは一緒にシンガロング。さらに200万枚以上を売り上げたデビュー曲「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント〜」を力強く歌い上げ、完全復活した姿を見せた。そして最後はこの日の全出演者をステージに呼び込み、全員で大合唱。こうして第1回の『ごぶごぶフェスティバル』は最高潮の盛り上がりで大団円を迎えた。