「プリパラ」3年越しの悲願叶ったWITH単独ライブ、一緒に刻んだ時の集大成

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2024年05月12日 22:05  コミックナタリー

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WITH。左から三鷹アサヒ役の小林竜之、夢川ショウゴ役の山下誠一郎、高瀬コヨイ役の土田玲央。
アニメ「アイドルタイムプリパラ」「アイドルランドプリパラ」に登場する男子アイドルチーム・WITHの単独ライブ「WITH 4th LIVE IIZEmotioN by IdolTimePripara」が、本日5月12日に東京・豊洲PITで昼夜2公演開催された。本記事では昼公演の模様をレポートする。

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山下誠一郎演じる夢川ショウゴ、小林竜之演じる三鷹アサヒ、土田玲央演じる高瀬コヨイから成るWITH。キャストの3人は2018年2019年無観客配信で行われた2021年と、精力的に単独ライブを重ねてきた。約3年ぶりの単独ライブは初のオールスタンディング形式で行われ、朗読劇や企画コーナーなどはなく、約2時間にわたりたっぷりとライブを見せる内容。ライブハウスならではの距離感と熱気の中、歌とダンスと衣装、そして培ってきたチームワークでWITHのライブの魅力を見せつけた。

会場が暗転し、フロアから「いいぜ! いいぜ!」と大きな歓声が沸き上がる中、幕開けを飾ったのは「アイドルタイムプリパラ」を象徴する1曲「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」。WITHでこの曲を披露するのは1stライブ以来で、普段とは異なるキュートな振付と表情の3人に、観客からも大きな歓声が沸く。続く「DANCE PRINCE」では一転してクールでスタイリッシュなダンスに加え、華やかなレーザー演出が楽曲をさらに盛り上げた。

ファンの「いいぜ!」コールの大合唱を合図に、続いてはソロ曲のメドレーへ。ショウゴの「エスコート・パレット・ショウタイム!」では観客にコール&レスポンスやウェーブを呼びかけながらハートフルなムードを作り、アサヒの「MYCS」では快活なダンスと無邪気な笑顔でファンにエールを贈る。「SHOW ME SO SWEET RULE」はクールかつセクシーなコヨイのキャラクターを存分に表現し、それぞれの個性をしっかりとアピールした。さらにアサヒとコヨイのデュオ曲「マジック・アワー」は、フルサイズではライブ初披露。時折目線を交わしながらの息の合ったパフォーマンスと、2人のドラマを感じさせるどこか切なげな歌声でファンを魅了した。

曲と曲の間も楽屋でのこぼれ話や楽曲の裏話など、おしゃべりが絶えない3人。この日のライブは初めてWITHのライブに来た人にもその歴史が伝わるよう、1stライブからのリバイバル的な内容を土田が提案したという。メンバー自身もライブをやりながらさまざまな記憶が蘇っているようで、2017年に豊洲PITで開催された「アイドルタイムプリパラ」として初のライブを観客として観に行ったエピソードなど、思い出話にも花が咲いた。

ライブビジュアルとお揃いの衣装から、上着を脱いでコーデチェンジした3人。「次の曲はペンライトを好きな色にして」と呼びかけると、チャーミングな表情で楽しげに歌う「Quest Milky Way!」、3人の磨かれた歌声を堪能できるバラード「リフレイン・ザ・シンフォニー ~Pledge~」と、心温まる楽曲を聴かせる。ダンサーによるパフォーマンスを挟み、WITHはこの日お披露目となった新しい衣装に着替えて登場。メンバーカラーを貴重にスパンコールが輝くきらびやかな衣装と、「好きにしてI-I-Z-E」の甘い言葉のマリアージュで、観客を大いに沸かせた。「BLASTING CLAP!」 ではソロパートも含めた本格的なダンスパフォーマンスと、観客との盛大なコール&レスポンスで会場のテンションをさらに上げていった。

クライマックスに向けて「スーパー・ダーリン」「JUST NOW!」「オレーザービーム」を畳みかけると、激しい楽曲の連続に息を切らせつつも、曲や演出に込めた思いを話す3人。「あれで終わるわけにはいかないよね」と前回の単独ライブが無観客配信となった無念に触れながら、土田は「あれから数年経ち、やっと単独ライブが実現できて。俺たちの集大成というか、今までやってきたことも含めて出し切れたかな」と今日までの道のりを振り返る。小林も「やっぱりどうしてもまた(単独ライブを)絶対やりたいねって話を3人でして。ライブって簡単にできるものではないので、ここに立てているのは、みなさんの『いいぜ』があってこそ」とファンに感謝を述べた。

山下は「僕たちって(「プリパラ」の)主役ではない。そんな中で4回も単独ライブをさせてもらえるのは奇跡」と思いを伝え、「WITHは『最高を更新する』って言葉をよく掲げてきましたが、できたんじゃないかなって思います」と力強く述べる。さらに個人的な思いと前置きしたうえで、「年々大きくなっていく『プリティーシリーズ』の中で、WITHがどう変化して成長していけるかが、これからの僕らの課題」と真摯な言葉で語った。

ライブはいよいよ終盤へ。WITHの始まりの1曲である「Giraギャラティック・タイトロープ」で、これまで培ってきたパフォーマンス力の集大成を見せると、最後に選んだ楽曲は「ALWAYS WiTH YOU!!!」。ステージの上も下も全員で曲に合わせてタオルを振り、満開の笑顔を振り撒いて、会場中を幸福感と一体感で包んだ。

客席の端から端までしっかりと目線を送り、ファンサービスにもたっぷり応えた3人。一度はステージを去るも、鳴り止まない「いいぜ!」コールに応え、カーテンコールとして再び登場する。いきなりライブの反省点を話し始めてしまうなど、最後まで笑いが絶えない中、マイクを通さずに「ありがとうございました!」と声を合わせて感謝を述べ、昼公演の幕を下ろした。

「WITH 4th LIVE IIZEmotioN by IdolTimePripara」は5月26日23時59分までアーカイブ配信を実施中。配信チケットは同日19時59分まで販売されている。

(c)T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / IPP製作委員会 (c)T-ARTS / syn Sophia / ILPP

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