有吉弘行とフット後藤に多大な影響を与えた“怖い父親”の存在 「自分の子どもには悲しい思いをさせたくない」

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2024年05月14日 11:01  Techinsight Japan

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30代半ばの頃、『アメトーーク!』などで共演した有吉弘行と後藤輝基。当時は番組以外で会話する機会がなかったという
5月12日深夜放送の『有吉クイズ』(テレビ朝日系)にフットボールアワー・後藤輝基(49)がゲスト出演した。有吉弘行(49)とは2010年前後のバラエティ番組で共演が多かったが、当時は番組以外で会話する機会がなかったという。そんな2人がゲームセンターで、有吉が“無心になれる時間”と語るメタルゲームを楽しみながら『アメトーーク!』での思い出話や父親から受けた影響などについて語り合った。

有吉弘行と後藤輝基は30代半ばの頃、人気バラエティ番組の常連ゲストとしてゴールデンタイムから深夜番組まで引っ張りだこだった。特に『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、ひな壇の最前列中央に2人で座り、息の合ったトークで番組を盛り上げていた。当時は大食いのロケ番組から深夜の『アメトーーク!』収録に直行し、朝4時頃に終わると仮眠を取ってから別の番組収録へ向かうという殺人的なスケジュールが当たり前だった。そんな過酷な状況をともに乗り越えてきた有吉と後藤はある意味、戦友と言えるだろう。今年3月に初めて父親になった有吉は、寝不足な日々の中で育児の大変さを実感しているようで、2015年6月に第1子、昨年6月に双子を授かった後藤の育児を心から尊敬していた。

今やMCとして活躍する2人だが、多大な影響を与えた共通点があった。それは“怖い父親”の存在だ。後藤は幼少期から常に父親の顔色をうかがい、ビクビクしながら育ったと語る。野球が嫌いになったのも、大阪に住みながら父親が巨人ファンだったことが原因だった。テレビで阪神との試合中継があると気が気ではなく、阪神に点が入って向かいのマンションから歓声が聞こえると、ベランダに出た父親が「じゃかましいわ、コラ!」と怒鳴りつけるのがたまらなく嫌だったという。おまけに巨人が負けると父親の機嫌が悪くなるため、ついには野球自体が嫌いになってしまったのだ。また、父親と遊びたくて「キャッチボールをしよう」とお願いしても、面倒くさそうに外に出てわざと遠くにボールを投げ、後藤が拾ってくるのを繰り返すだけだった。彼が必死にボールを追いかけて戻ってくる間、父親は退屈そうにタバコを吸っていたという。「自分の子どもには絶対そんな悲しい思いはさせない」と心に誓い続けてきた後藤だったが、いざ子どもが生まれると自分が父親と楽しく遊んだ経験がないため、最初はどうやって遊んでいいのか分からなかったそうだ。

話を聞いていた有吉は、「ウチも怖かったね」と共感する。彼の父親は働かず、家にいることが多かったので、たまに外出しているとホッとしたという。家族全員が父親の顔色を見ながら生活していたため、息苦しかったそうだ。「ホンマにそうでしたね。だから今の性格形成には、大きく影響していると思いますよ」と後藤が言うと、有吉も深くうなずいていた。

この父親について語る場面には、多くの視聴者が思わず聞き入ってしまったようだ。ネット上では、「有吉と後藤の言う“顔色をうかがう性格”って、MCやるのに活かされているのかもしれないから、物事って何でも光と影があるなぁって思ったり」、「ほんと幼少期の出来事って間違いなく今の性格形成の基盤になる」、「しのぎを削って今や2人ともお父さんなの、感慨深い。お互い、お父さんが怖くて顔色をうかがう性格になったという共通点があったのね…」といった声が相次いでいる。
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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