92歳の喜劇役者・大村崑、夢を語る「上品なおばあちゃん役を演じることは最後の夢です」

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2024年05月20日 12:55  ORICON NEWS

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「楽天シニア再春フェスティバル 2024」に登場した、俳優の大村崑 (C)oricon ME inc.
 俳優の大村崑(92)が20日、二子玉川ライズ ガレリアで行われた「楽天シニア再春フェスティバル 2024」と映画『お終活 再春!人生ラプソディ』のコラボイベントに出席。健康寿命延伸をコンセプトとした「楽天シニアダレデモダンス」を披露。同イベントに参加した松下由樹、凰稀かなめ、勝俣州和と”今後叶えたいこと”を語り合うひと幕があった。

【動画】SAMが手本となりダンスを披露、元気に踊る92歳・大村崑

 大勢の観客の前に立った松下は「前作をやらせていただいた時に、ネガティブなイメージだったお終活がポジティブにとらえられまして。今回の映画はより一層、どう生きるのかということをメインに描いている映画になっていると思います」とあいさつ。そして元宝塚歌劇団宙組トップスターの凰稀は「わたしは映画の経験があまりなかったですし、2作目から入るということで。どういう風になるのかとドキドキしていたのですが、スタッフの皆さんもキャストの皆さん優しい方ばかりで。どんとこいという状態で、当たって砕けろじゃないけど、そういう意気込みでやらせていただきました」と振り返った。

 そして本作のテーマである“再春”にちなみ、「再びチャレンジしてみたいこと」について質問された登壇者たち。まずは松下が「若い頃にゴルフをやっていたので、またやってみたい」と切り出すと、凰稀も「この映画をきっかけに、認知症介助士と、介護予防健康アドバイザーというふたつの資格をとりました。自分の両親も70歳を過ぎているので、自分に何かできることがないかと思って。元々興味があったんですが、きっかけはこの映画です」と明かした。

 そして「僕も92歳ですからね」と語る大村は、「いつまで仕事をいただけるか分かりませんが、僕は長いこと、日本舞踊のけいこを10年近くしていたんで、女性のしぐさはできるんですよ。だからおばあちゃんの役を、それも上品なおばあちゃんの役をやりたいなと。ああ、大村崑ちゃんあんな上品なおばあちゃんできるんだと。そういうのは僕の最後の夢ですね」と明かすと、まわりからは「最後じゃないです。まだまだ見たいです」と今後の活躍に期待を寄せる声が起こった。

 そして勝俣が「松下さんが若い時に、というお話をされていて。僕も若い時はアイドルだったので。もう一回、(勝俣が所属していたアイドルグループ)CHA-CHAで復活しようかなと。全国ツアーをしたいなと思いましたね」とぶちまけるも、「ただみんな踊れるのかな。中性脂肪がついているメンバーも増えていますから。でも男闘呼組も復活したんで、そういう目標を持って遊んでみたいなと思いました」と明かした。

 そして人生を楽しむ秘訣(ひけつ)として、「前向きが一番」と語る松下は、「この終活もそうですけど、こういうものだと決めつけてしまったらそこで止まってしまいます。でもこの映画の台本を読んで、これはコメディーなんだと。終活は死を迎えるための準備だけじゃないんだ、ということが分かって。また前向きな発想が生まれました。だから前向きであることが大事だし、決めつけないということが大事だなと思いました」とこの映画に対する思いを語った。

取材・撮影/壬生智裕


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  • NHKはこの方が持っているとされる貴重な録画ビデオテープを確認した方が良い。
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