北陸 2週間天気 28日を中心に雨脚強まる 蒸し暑さ増す 梅雨入りの傾向は?

0

2024年05月23日 16:35  日本気象協会

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本気象協会

北陸 2週間天気 28日を中心に雨脚強まる 蒸し暑さ増す 梅雨入りの傾向は?

週明け27日(月)は次第に雨が降り出し、28日(火)を中心に雨量が多くなるおそれがあります。今後の情報にご注意ください。湿度が高く蒸し暑さが増すため、熱中症にも注意が必要です。今年の北陸地方の梅雨入りの傾向をまとめました。



●2週間天気前半 27日(月)は蒸し暑さ増す 熱中症に注意


明日24日(金)は低気圧が北海道付近を通過し、気圧の谷が南下してくるでしょう。北陸地方は次第に雲が広がり、夕方以降は新潟方面から雨が降り出す見込みです。

雨のあとは北から冷たい空気が流れ込みます。
25日(土)は天気が回復して晴れますが、暑さは一旦落ち着くでしょう。特に、最高気温は新潟や輪島で20℃に届かず、日陰ではヒンヤリしそうです。
ただ、気温に関係なく、紫外線は真夏に次ぐ強さとなっています。帽子や日傘、日焼け止めなどで、しっかり対策してください。

週明け27日(月)は日本海から近づく前線に向かって南から暖かい空気が流れ込む見込みです。曇りや雨ですが、南よりの風が強まり、再び気温が上がるでしょう。
カラッとした暑さからムシムシした不快な暑さへ、暑さの質が変わりますので、屋外での作業や運動は無理をせず、こまめに水分を取るなど熱中症にご注意ください。


●来週28日(火)を中心に雨脚強まる 今後の気象情報に注意を


来週28日(火)を中心に日本海の低気圧からのびる前線が北陸地方を通過する見込みです。
一方、今日23日(木)9時に日本の南で熱帯低気圧が発生しました。熱帯低気圧は明日24日(金)朝までに台風1号に発達し、28日(火)には沖縄の南に進む見込みです。
熱帯低気圧の動向にはまだ幅がありますが、熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発化するおそれがあります。

北陸地方では27日(月)から29日(水)にかけて雨が降り、28日(火)を中心に雨脚の強まる所があるでしょう。雨量が多くなるおそれがありますので、今後の気象情報にご注意ください。


●2週間天気後半 変わりやすい天気 不安定な空模様の日も


北陸地方は高気圧に覆われて晴れの日もありますが、6月はじめ頃は上空の寒気の影響で雨や雷雨など不安定な空模様の日が多くなりそうです。
今のところ極端な暑さはなく、比較的過ごしやすい日が多いでしょう。常に最新の予報をチェックするようにしてください。


●北陸地方の梅雨入りの傾向


北陸地方の梅雨入り平年日は6月11日頃です。
ちなみに、2023年の梅雨入りは6月9日頃、2022年は6月6日頃といずれも6月上旬に梅雨入りしました。
今年2024年は太平洋高気圧の北への張り出しが強まりにくく、梅雨前線の北上が例年より遅くなるため、北陸地方の梅雨入りは6月中旬と平年より遅くなる可能性がありそうです。

梅雨入り前の晴れを利用して、側溝の点検や掃除、避難場所や避難経路の確認など大雨への備えは早めに済ませておきましょう。


    前日のランキングへ

    ニュース設定