クジラの海洋処理巡り提訴=市民グループら「違法契約」―大阪地裁

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2024年05月23日 19:01  時事通信社

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時事通信社

淀川河口付近に迷い込み、死んだことが確認されたクジラ=2023年1月、大阪市内
 大阪湾の淀川河口付近で昨年1月に見つかったマッコウクジラの死骸処理を巡り、大阪市が約8000万円で海運業者(同市)と結んだ契約は違法で無効だとして、市民グループが23日、業者や市の担当職員に同額の賠償を請求するよう横山英幸市長に求める住民訴訟を大阪地裁に起こした。

 訴状などによると、クジラは体長約15メートルで、淀川河口付近で昨年1月9日に見つかり、同13日に死んだ。死骸は紀伊水道沖までえい航して沈められた。市港湾局は業者と随意契約を結び、約8000万円を支払った。

 市民グループは、死骸処理は地中埋設が一般的で、「海洋沈下は不必要だった」と指摘。市側は当初、業者との交渉で約3700万円を提示していたとして、市職員は「費用の妥当性を考慮せず、随意契約を選択した」と訴えている。

 横山市長の話 事態の解明を外部の専門家の意見を聞きながら進め、再発防止も徹底したい。 

このニュースに関するつぶやき

  • 当時、松井の独断で処理方法が決まった事案。処理した海運業者は松井の知り合いとか、不正の匂いがプンプン、当初から言われていたことだ。
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