前回からの続き。私はミク。先日大好きな彼と結婚式を挙げました。私の結婚式には友だちがたくさん来てくれて、みんなが私たちの門出を祝福してくれました。今まででいちばん幸せな日。まるで物語の主人公になったかのような気分です。その結婚式で、私の母が幼馴染のユイを「不幸で可哀想」と言っていました。たしかにユイは随分と痩せていましたが、スッキリして昔の可愛い姿からきれいなママになったように思います。しかし母から何度も「不幸そうだ」という言葉を聞くうちに、なんだか私もユイが可哀想な気がしてきました。
母が帰ったあと、私はすぐにユイに電話をしました。しかしユイは激怒。しかも「金輪際関わらない」とまで言われてしまいました。私はキョトン。ユイのために言ったのに……夫が帰宅してから、この一件を相談してみることにしました。
夫の大声に私はビックリ。ユイのために言ってあげたことなのに、夫が怒る理由が私には分かりません。今から思えば完全にウェディングハイでした。きっと母とばかり話していたため、母の考えがすべてのように感じてしまっていたのでしょう。
夫のあまりの様子に、さすがの私も少しずつ母と距離を置いていくことにしました。すると少しずつ「なぜ母はあんなことを言っていたのだろう」「私はどうしてあんなに傲慢な考えをしていたんだろう」と思い始めるように……。半年ほどたったあと、ユイにひと言だけ謝罪のLINEを送りましたが返事はありませんでした。今はただ、ユイに対してひどいことを言ってしまったと後悔するばかりです……。
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なぜ私はあんなに傲慢な考えをしていたのでしょうか。これからユイと連絡が取れることはないのかもしれません。きちんと謝りたいですが、今後は関わらないことがユイへの償いなのでしょう。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・むらみ 編集・みやび