ゴールラッシュで優勝へと歩み始める！　ドイツ代表のナーゲルスマン監督「ここからさらに進んでいきたい」

　ドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督が、14日のスコットランド戦を振り返った。同日、公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

　欧州王者を決める4年に1度の祭典がついに幕を開けた。カタールW杯終了後からEURO2024までの約1年半で歴史的大不振に陥ったドイツ代表は、ホスト国として臨む今大会で“強者の証”を取り戻したい中、14日のグループA開幕節でスコットランド代表と対戦。すると、大ブレイクを果たしたMFフロリアン・ヴィルツのオープニングゴールを皮切りに、FWジャマル・ムシアラやFWカイ・ハフェルツら次世代を担う選手たちが得点を重ねていく。最後は30歳のMFエムレ・ジャンがダメ押し、5−1の勝利。1996年大会以来、通算4度目の優勝に向けて好発進となった。

　試合後、ナーゲルスマン監督は「立ち上がりの20分は、素晴らしかった。スコットランドは我々に敬意を示してくれたし、2点目を決めた後はもっとね」と称賛。続けて「特に最初のゴールはとても良かった。多くのコースが消されていたから、得点するのは簡単ではなかったはず。そして、我々がたくさんのゴールを決めたことが重要」と攻撃陣の爆発に満足感を述べた。

　また、同指揮官は「この選手たちは代表にふさわしいが、彼らの歩んだ道はそれぞれに異なる。大切なのは、チーム全体のことなんだ。選手たちは、隣にいる選手に心地良くプレーしてもらうために、全力を尽くしている。ファンは試合前よりも少しだけ我々を信頼してくれたに違いない」と口にした。

　幸先の良いスタートを切ったドイツ代表。「最初の一歩を踏み出した。ここからさらに進んでいきたい」と優勝への旅路を歩み出したと語ったナーゲルスマン監督は「（ハンガリー戦が行われる）シュトゥットガルトで勝つために全力を尽くす。まず明日は選手たちを休ませ、日曜日には準備を始めよう。チームは私にたくさんのエネルギーを与えてくれて、この選手たちと一緒にいられることが楽しいと思える。彼らは非常によくやっているから、とても満足しているよ」と胸中を明かしている。

　ハンガリー代表との第2節は19日、ドイツ代表は2連勝を飾って、勢いづけるのだろうか。


【ハイライト】ドイツ代表が怒涛のゴールラッシュ