ツヨシからスマホを受け取ると、みるみる夫の顔つきが険しくなっていきました。そして夫は画面のスクショをとったり、彼女がSNSに公開した文章を自分のスマホに転送したりしはじめました。「れっきとした言葉の暴力だとお父さんは思う」
「お父さんは、今から学校に行く。ツヨシも来なさい」「え、今から!?」夫の行動が迅速すぎて、私は気持ちがついていけません。ツヨシも慌てた様子です。「先生に言うの? いいよ行かなくて!」しかし夫はきっぱり言い放ちました。
私は子ども同士のことにはなるべく口を出さない方がいいだろうと思い込んでいました。だからツヨシのためにも今はまず、見守ることが最善なのだと……。
しかし夫の意見は違いました。早急に学校への相談が必要だし、そこで解決しない場合は警察や弁護士への相談も辞さない状態だというのです。夫は仕事上、よく弁護士の方と話をする機会があります。だから相談には慣れているのかもしれませんが……。
夫の判断に私はついていけず、ただぼんやり夫と息子の会話を見守ることしかできませんでした。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・金のヒヨコ 編集・井伊テレ子