窪田正孝、4年ぶりNHKのドラマ主演 『宙わたる教室』謎めいた定時制高校の理科教師役

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2024年06月17日 05:00  ORICON NEWS

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NHKドラマ10『宙(そら)わたる教室』で主演を務める窪田正孝
 俳優の窪田正孝が2020年前期連続テレビ小説『エール』以来、4年ぶりにNHKの連続ドラマで主演を務めることが明らかになった。10月8日スタートのドラマ10『宙(そら)わたる教室』(全10回)で、定時制高校に赴任する謎めいた理科教師を演じる。

 2017年、大阪府のとある定時制高校の科学部の生徒たちが、科学研究の発表会「日本地球惑星科学連合大会・高校生の部」で優秀賞を受賞。その独創的な研究発表が意外な人物の目に留まり、「はやぶさ2」の基礎実験に参加するという想定外の事態にまで発展した。この実話に着想を得て生まれた伊与原新氏の同名小説(第70回「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書・高等学校の部に選出)がドラマ化される。

 ドラマの舞台は、東京・新宿にある定時制高校(東新宿高校)。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。負のスパイラルから抜け出せない不良の柳田岳人(21歳)。授業についていくことを諦めかけた、フィリピン人の母と日本人の父を持つ越川アンジェラ(43歳)。起立性調節障害を抱え、保健室登校を続ける名取佳純(16歳)。青年時代、高校に通えず働くしかなかった長嶺省造(76歳)。年齢もバックグラウンドもバラバラな彼らの元に、理科教師の藤竹が赴任してくる。藤竹の導きにより、彼らは教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指すが、自身が抱える障害、家庭内の問題、断ち切れない人間関係などさまざまな困難が立ちはだかる。

 窪田が演じるのは、理科教師の藤竹叶(ふじたけ・かなえ)。27歳で博士号を取得。発表した科学の研究論文は世界的な学術誌に掲載され、研究者としての将来を有望視されていた。しかし突如として定時制高校の教師になることを決意。教師をキャリアと見なさない同僚たちからは"終わった研究者"とささやかれる。目的は謎に包まれているものの、藤竹は優れた洞察力と実験を駆使し、生徒や教師に化学変化をもたらしていく。

 「定時制や科学のこと、正直知らないことばかりで原作を読んでいて驚きの連続でした」と語る窪田は、「科学の面白さ、生徒たちの変化がいかにして宙へとつながっていくのか、楽しみにしてもらえたらと思います」とコメントを寄せている。

■原作者・伊与原新のコメント

 『宙わたる教室』がドラマになると知ったとき、物語の着想を与えてくれた大阪の定時制高校科学部の皆さんの顔がまず浮かびました。このドラマをきっかけに、彼らが続けてきた活動についても多くの方に知っていただけるとうれしいです。

 窪田正孝さんをはじめ、キャストの皆さんが東新宿高校定時制科学部とそれを取り巻く人々をどう演じてくださるかはもちろん、小説に登場するさまざまな実験や装置の様子がどのように映像化されるのか、私も興味津々です。科学部の部員たちにそれぞれのタイミングで訪れた青春にエールを送りつつ、彼らの実験がいかにして“宇宙をわたる”のか、ぜひ一緒に楽しんでいただければと思います。

■放送予定
10月8日スタート
総合テレビ:毎週火曜 後10:00〜10:45
BSP4K:毎週火曜 後6:15〜7:00

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