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前回からの続き。私は夫と2人暮らしをしています。同じ敷地内に息子のヨウヘイ家族が暮らしており、お嫁さんのカオリさんと3才と1才の孫もいます。娘のトモミは電車で2時間ほどの場所で暮らし、夫ユウジさんと3人の子どもを育てています。そんなトモミからある日離婚を考えていることを告げられました。話を聞けば聞くほどユウジさんに憤りを感じます。行事の写真にはよく笑顔で写っていたので、子煩悩な人なんだろうなと思っていたのに……。
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切なそうに話す娘の顔を見ていると、涙が出そうになります。娘にこんな顔をさせるために、結婚を許したわけじゃありません。けれど私が感情的になっても仕方ありません。娘はきっと不安なのでしょう。だから私は即座に「帰ってきなさい」と言ってあげたのです。
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![2-3-1](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1716326578-cfd4e89be7ddf0c6c736d818fafadfd3-1200x439.png)
今まではお互いに気を遣ってもいけないと思い、カオリさんにはとくに手伝いなど申し出ていませんでした。けれどトモミが子どもたちを連れて戻ってきたら、一緒に全員の子どもたちを育てればいい。お互いに助け合って、一緒に幸せになればいい。
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私はトモミが不憫でなりませんでした。こんな想いをさせるために育ててきたのではないのに……。ユウジさんのことが憎くてなりません。しかし感情的になってトモミを困らせるより、今できるのは安心感を与えてあげること。だから私は「帰ってきなさい」と伝えました。
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もちろんカオリさんのことも一緒に手伝うつもりです。そうやって皆で協力しながら5人の子どもたちを育てていけばいい。そう思って協力をお願いしたのに、カオリさんからはハッキリ「お断りします」と言われてしまったのでした。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・井伊テレ子