乃木坂46公式ライバル「僕青」が結成１周年ライブ開催「大きすぎる背中」追って23人が躍動

乃木坂46の公式ライバルアイドルグループ「僕が見たかった青空」が22日、Zeppダイバーシティ東京で、結成1周年記念ワンマンライブを開催した。

昨年6月に同所で行われたメンバー発表から1年。当時と同じ順番でメンバー23人が登場した。約2000人を前に、デビュー曲「青空について考える」、2枚目シングル「卒業まで」などを次々とパフォーマンスした。8月7日リリースの3枚目シングル「スペアのない恋」や、収録曲「友よ　ここでサヨナラだ」、「涙を流そう」を初披露した。

リーダー塩釜菜那（21）は「今日も私たちと一緒に青春しましょう！」と呼びかけ、大歓声を浴びた。吉本此那（18）は「今日この日を楽しみにしてきました。1年間成長した姿をしっかりとお見せできるように頑張りたいです」と意気込んだ。秋田莉杏（16）は「今日は1周年の区切りでもあるんですけど、2年目のスタートのライブにもなるということで、全力で頑張っていきたいです」と誓い、拍手を浴びた。

結成からメンバー23人が1人も欠けることなく1周年を迎えた。持永真奈（20）は「思い出の場所に23人みんなで来られたことがすごくうれしいです。今日はすてきな思い出を作りましょう！」とアピールした。

終盤、早崎すずき（19）は、オーディションを受ける前の心境を回想し、感極まって涙した。「僕青に入ってからは、スタッフの方々、メンバーのみんな、ファンの皆さんのおかげで、怖くて逃げそうになっても前を向いて来られたと思います」と感謝。「ここで出会えたメンバー22人が大切な存在になりました。大切な人の勇気や希望になれるように、これからも走り続けていきます。1年前の自分に、私は今最高に幸せだと伝えてあげたいです」とあいさつした。

開演前、23人で1年間走り抜けられた要因を聞かれ、塩釜は「困っていたら、絶対に助けてくれる人がいるからだと思います」と答えた。「23日1人1人に、本当に頼れる人がいる。楽屋とかにいると、みんなの明るい雰囲気で悩んでいてもどうにかなる。そこで私自身救われてきました」と明かした。早崎は「メンバーの年齢差もあるからこそ救われた時もあると思います。（最年長と最年長が）8歳くらい離れていて。年下メンバーが入ってくると雰囲気がガラッと変わったりします」と説明した。

また、柳堀花怜（18）は「菜那ちゃんがリーダーとして、すごく立派で。たまに気が緩んでしまったりした時とかも、菜那ちゃんが活を入れてくれる場面も多くて。そういうのもあると思います」と感謝した。塩釜は「ありがとうございます」と照れ笑いしていた。

1年間で印象的だった出来事を振り返り、柳堀は「初めてお客さんの前でパフォーマンスをした時すごく楽しかったし、声援というものを初めて聞いて、応援してくださる方がいるとあらためて実感することができました」と回想した。その上で「大変だったことは、（乃木坂46の楽曲）『制服のマネキン』のカバーをさせていただいた時に、乃木坂46さんの背中を追うことはすごく大変だなというか、大きすぎる背中だなということを実感しました。今でもそこは大変だなと思う面です」と明かした。

ライブのアンコールでは、劇場アニメーション「がんばっていきまっしょい」の主題歌と挿入歌を担当することと、8月30日に豊洲PITでデビュー1周年記念ワンマンライブ「アオゾラサマーフェスティバル2024」を開催することも発表した。センターの八木仁愛（17）は「このライブからデビュー2年目になるので、もう新人じゃなくなってきます。やれるんだぞ、頑張れるんだぞ、っていうのを見せられるライブになったらいいなと思います」と意気込んだ。

ラストのMCで、メンバー23人が次々に涙し、思いを語った。八木は「この場所は、私にとって不安と恐怖の場所でした」と苦笑した上で、「こうやって、あの時よりもより強い仲間であるメンバー22人と、会場に来てくださった皆さんのおかげで、楽しい思い出も作ることができて良かったです」と感謝した。

さらに「自分で、アイドル向いてないなって思う時もあるし、グループのためになっているかなって思う時もあります。アイドルになった自分を後悔しちゃう時もあるんですけど」と吐露しつつ、「それでもこうやって、ファンの皆さんとメンバーと会えたことは本当に後悔していなくて。私の人生の1つの大きな自慢だなって思います」と言い切った。「だからこれからも、皆さんとメンバーと一緒に、2年目も頑張れたらいいなって思います」と意気込み、拍手を浴びた。

ラストに塩釜が「私たちには高いハードルがあるんですけど、この23人ならいつか超えられると思っています」と伝えた。メンバー全員であいさつし、約3時間のライブを締めくくった。