恋愛リアリティは「観たことなかった」…東大卒、元官僚の27歳女性が“人気番組”で結婚相手を探すことを決めたワケ

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2024年06月25日 16:10  女子SPA!

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Prime Video『バチェラー・ジャパン』の「男女逆転版」となる、人気恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』のシーズン3が、6月27日午後8時から独占配信スタートされることが発表されました。

本作は独身男性ならぬ独身女性が主役となり、“真実の愛”を見つけるため多数の男性候補から未来の結婚相手を選び抜く、恋愛リアリティ番組です。

インドネシア・バリ島で“真実の愛を探す旅”で3代目バチェロレッテを務めるのは、群馬県出身の武井亜樹さん(27)。幼少期から宇宙に憧れを抱いた武井さんは、東京大学では航空宇宙工学を専攻。大学卒業後は経済産業省に入省し、現在はフリーランスとして日本で行われている宇宙関連のプロジェクトに携わっています。さらに、学生時代から始めた空手は黒帯と、まさに「よくぞバチェロッテに参加してくれた!」と拍手を送りたくなるほどの才色兼備の女性です。

今回は配信前から多くの注目を集める“武井亜樹”という人物を知るべく、彼女のパーソナルな部分にフォーカスを当て、お話を聞きました。

◆宇宙と伝記が好きな幼少期

――みなさんが気になってる武井さんのパーソナルなことを聞いていきたいのですが、幼少期はどのような子供でしたか?

武井亜樹さん(以下武井):自由な子どもで一人遊びが好きでした。作文とか詩を書くのがすごく好きで、たくさん書いてましたね。伝記が好きで、いろんな方の伝記を読んでいたんです。白洲次郎とか、『星の王子さま』のサン=テグジュペリとか…。

宇宙に興味を持ったのも幼少期で、最初は星が綺麗だなってそういう感じだったんですけど、宇宙には夢があるなって。

――宇宙飛行士などは目指されなかったのでしょうか。

武井:新卒で宇宙飛行士って実はないんですよ。前回の募集要項を見ても、3年以上の実務経験が必要で、みんなそれぞれ自分のプロフェッショナルを持った上で、そのプロジェクトに当てはまる人がアサインされるんですよね。だから「宇宙に行きたい」「宇宙飛行士になりたい」というのとは別に、自分のプロフェッショナルを持たなきゃいけないっていうのは感じていました。

――では、これから「宇宙飛行士になろう!」って応募する可能性もあるんでしょうか?

武井:あー!あるかな?(笑)。結構私は自由な性格なので、大丈夫かなっていうのはあるんですけど、宇宙に行ってみたいなとは思います。

――宇宙、魅力的ですよね。ちなみに、幼少期の出来事や考えが今に生きているなと思うような部分ってありますか?

武井:私はすごく嗅覚が鋭いのかなと思っていて、物理的な匂いじゃなくて、“この人は自分と合うな”“この人信用できるな”とか、旅先でも“こっちに行ったら危ないだろうな”“こっちは平気そうだな”とか、そういうのも含めて何となく感覚でわかるタイプなんです。

多分それって、私が両親共に働いて、親が私と色々なとこに連れて行くというより、私が1人で両親が登録してくれたキャンプに行ったり、何か1人で色々なところへ行って、色々なことをすることが多かったから、その経験値で“ここは大丈夫かな”とか“この人はこういう人かな”というのは、嗅ぎ分けられるようになったんだと思っています。

両親共に仕事してるから一緒に行くことはできないけど、でも、経験はちゃんとさせたいと思ってやってくれたおかげですね。

――ちなみに、仕事だけでなく学生時代から始めた空手は黒帯と、まさに才色兼備な印象があるのですが、昔から勉強とスポーツの両立にはこだわっていたんですか?

武井:文武両道にすごく憧れていて素敵だなと思ってたから、それをずっと目指してたというか、どっちもできるっていうのがかっこいいなとは思っています。

自分のやりたいことをやってる人とか、ロールモデルになるような人をあまり見つけられてこれなかったからこそ、自分でやり方を考えながら作り上げました。

◆「自分が得意なことで誰かの役に立ちたい」

――大人になってから大切にしていることを仕事面と恋愛面で教えてください。

武井:仕事面では自分が好きなことをやりたいけど、それで人を幸せにしたいとか、誰かに貢献したいとか、自分が得意なことで誰かの役に立ちたいとかはずっとあります。元々経済産業省に入った理由も、宇宙の勉強を大学でしていた時に、宇宙産業で優秀な人が沢山いるから、そういう人を助けられるようになりたいなって思ったんです。自分ができることで、人を幸せにしたい。

――かっこいい…!

武井:恋愛面では、自分らしさや自分の考えを最初から伝えて、“それがいい”って言ってくれる人と恋愛するというのは大切にしています。この人が好きなタイプの人はこうだからとか、モテるテクニックをやるいうのはあんまりなくて、長く一緒にいたいと思うから、なるべく素の状態を受け入れてくれる人がいいかなって。

――今まで付き合った人はどういう人が多かったですか?

武井:私が結構自由人なので、そういう意味では周りが見えて気を使える遣える人が素敵だと思うし、そういう人に惹かれることが多かったです。

◆恋愛リアリティは「見たことなかった」

――3代目バチェロレッテが発表されてから、SNS上での反響が凄かったですね。ご覧になりましたか?

武井:SNSはあまり見ないようにしているんです。表に出るのは初めてだから気をつけながらやろうと思って。でも、良さそうなコメントは友達にスクショを撮って送ってもらいました(笑)。

――そうなんですね。ちなみに、視聴者の方からの反応にプレッシャーはありますか?

武井:旅をしている時は“私の旅”だって思っていたし、自分が色々と考えてやっていこうって思っていましたけど、もう私の手から離れたというか(笑)。自分の恋愛を見てもらったり、たくさんの人に注目される経験がないので、どうなるかわからないですね。

――恋愛リアリティを全く見たことない状態で飛び込むことへの不安はなかったのでしょうか?

武井:見たことが無いからこそ、挑戦できたのかもしれません。世間の反響も、注目度も知らないし、分からなかったから。先入観がなかったからこそ、シンプルに“自分のパートナーを探せる旅なんだな”と思って挑戦しました。

◆職業や年齢は気にならない

――参加男性の中には普段関わることのないようなお仕事の方もたくさんいると思いますが、そういう男性と接してみてどうでしたか?

武井:旅の中ってある意味日常生活と離れているから、その人が仕事してる所も知らないし、仕事のリズムとかそういうものが全部関係ないから、逆に職業が気にならなかったですね。

年齢とか職業とか、日常生活にある色々な要素が、旅の中では意識することがなかったから、男性陣それぞれの人柄に向き合う事ができました。北森くんとチェンくん以外は全員年上でしたけど、そんな感覚もなかったです。

――そう言った非日常の中でパートナーを選ぶことに不安はなかったのでしょうか。

武井:でも、やっぱり自分が仕事を頑張りたいから、相手も自分のパッションを持っていたり、頑張りたいことがある人をおのずと選んでたと思います。

あとは、仕事モードではなく、非日常のオフな自分を一緒に楽しめるかどうかが大事だったから、あまり気取りすぎないデートにしました。みんな緊張すると思うし、ちゃんと自分のベストの状態を見せたいとは思うんですけど、あえて私は“そうじゃないんだよ”っていうのを伝えていましたね

◆パートナーがいることの幸せ

――最初から最後まで一貫して結構いろいろ選択を迫られることがいっぱいあったと思います。“これだけは絶対ブレないように”と決めていたことはありますか?

武井:目の前のことを頑張ろうってことしか思ってなかったですね(笑)。“これを絶対する”と決めても、状況次第で全然違うこともあるじゃないですか。なので、ある意味自分を信じて行動していました。目の前にいる人に対して、全力で向き合う。

最初のうちは参加してくれた男性たちのことをちゃんと知らなきゃとか、決める前にちゃんとした理由でお別れしなきゃというのがあったんですけど、後半からは自分の恋愛として集中して楽しめました。

――今って恋人がいなくても、楽しく生きていればハッピー!みたいな考えも以前より広まっていると思うのですが、武井さんは誰かパートナーがいるっていうことの良さって、どういうところにあると思いますか?

武井:私は自分の家族、親がすごく良い家族の形だなと思っているんです。みんな仕事をしていて忙しいから、家族で海外旅行とかへも一度も行ったことがなくて、いつも休日に一緒にご飯食べるくらいしかしないんです。でも、みんな仕事を頑張ってきて、ふーっと息を付ける場所が家ってすごくいいなと思っていて、自分もそういう温かい家族を作りたいなって思うんです。自分が仕事で頑張ってきたり、外で何かあっても、家では自分らしく居られるような場所が理想です。

――確かに、心の拠り所があることは大きいですよね。

武井:だから、安心感とか信頼感とか誠実さってすごい大事。“いつまでも美しく綺麗に頑張ってないと離れちゃうかも”とか“いつもドキドキ”っていうのはあんまり。向こうも頑張ってる人がいいです。

――ありがとうございました。

<取材・文・撮影/瑞姫>

【瑞姫】
1994年生まれ。奈良県出身。エンタメメディアでの芸能ライターとしての経験を経て、フリーランスのライターに。主にエンタメ・トレンド系の取材・インタビューを中心に、恋愛コラムの執筆を行っている。フォロワー数4.5万人のTwitterでは恋愛・美容系について発信する、インフルエンサーとしても活動中。漫画と散歩と猫が好き。
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