野村周平×塩野瑛久が初タッグ&W主演バディ刑事を熱演 恋愛のもつれによる事件捜査に「重くもありドロっとした要素がある物語」【インタビュー】

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2024年06月26日 12:01  ORICON NEWS

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FODオリジナルドラマ『REAL 恋愛殺人捜査班』に出演する(左から)野村周平、塩野瑛久 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の野村周平(30)と塩野瑛久(29)がW主演を務めるドラマ『REAL 恋愛殺人捜査班』が動画配信サービス「FOD」で7月5日から独占配信される。実際に起きた有名な殺人事件をモチーフにドラマ化した作品で、3つの事件を全6話にわたって配信。事件解決に挑むイケメンかつクセ強な刑事を、野村と塩野が初タッグを組み演じる。ドラマの配信を目前に控える2人に物語の魅力や互いの役柄について語ってもらった。

【場面カット】クセ強な刑事を熱演する野村周平&塩野瑛久

 舞台は、警視庁に設けられた「恋愛感情のもつれによる犯罪特別対策班」という、男女の恋愛のもつれがきっかけに起きた殺人事件を扱う特殊な捜査部門。そこに配属された大儀見壮真(おおぎみ・そうま)を野村が、夢川幹也(ゆめかわ・みきや)を塩野が演じる。

 真面目で不器用、恋愛とは無縁の雰囲気を持っているが、上司に密かに恋心を抱き時にストーカーになってしまう大儀見。一方の夢川は、悪気なく女性に手を出す容姿端麗な刑事。自称・恋愛マスターで多くの女性との交際経験がありひとりに絞ることなく相手を変えて楽しんでいる。愛に一途すぎる大儀見と愛を信じられない夢川が、恋愛にまつわるドロドロとした難事件を解決すべく奔走。大儀見は偏見なき純粋な観察眼と犯人の心情を巧みに理解する能力を発揮。夢川は真面目すぎる大儀見のキャラをいじりながらも確実に犯人に迫っていく。

――ドラマのテーマやコンセプトを聞いたときの心境を教えて下さい。

塩野:捕まる側、手錠をかけられる側はたくさんやってきたんですが、刑事側は初めてでした。本当にあった事件をもとにしているので、この2人のキャラクター性はどうなっていくのか、周平くんがどう来るのかな、なんて思いながら楽しみにしていました。

野村:実際に起きた事件をモチーフに作りますと聞いて、面白そうだなと思いましたね。

――恋愛に特化した要素についてはどう感じましたか。

野村:めちゃくちゃフィクションなのでそこは面白い。恋愛のもつれだけの対策班が警察にあったら、あるかもしれない、という仮定でやっているので。

塩野:恋愛殺人捜査班が主軸になってきたりするのかなと思いきや、意外とシンプルに捜査している。もっとライトな感じかと思いきや、重くもありちょっとドロっとしたところもある意外とダークな要素がある作品だと思いました。

――当初の印象と、脚本を読んで作品に対する見方は変わりましたか。

塩野:変わりました。当初はライトなバディものみたいな印象でしたが、読み進めるとタイプの違う刑事が、それぞれの考え方でちゃんと事件を捜査していくという印象に変わりましたね。

野村:ちゃんと殺人のシーンがあって、ドロ沼。とにかく(セリフを)しゃべりました。2話なんかもう半分ぐらいしゃべっていて、全体通してセリフ量が多く、台本を見た時はもう嫌だなと思いましたね(笑)。

――役柄などで共感できる部分はありましたか。

野村:ないんですよ(笑)。結構気持ち悪いところがあったりとかするので。ただ結構真面目にちゃんとしっかりやるなっていう感じはしました。(塩野さん演じる)夢川については女好きという要素があるんですけど、それをもし僕がやってしまったらそのままになってしまったので、今回の配役でよかったです(笑)。

塩野:周平くんが言うとおりで、本当は真逆なんですよ(笑)。僕はどちらかと言うと大儀見派。だからもし反対の役をやっても面白いだろうなって思いながらやっていましたね。どこか共感すると言えば、本物の愛を信じていないところは、気持ちが分かるなと思いましたね。

――今回はオリジナル作品ということで、キャラクターを作るにおいてアイデアは出されたのでしょうか。

塩野:脚本を読んだ時の大儀見の雰囲気と、実際に周平くんが持ってきた大儀見の雰囲気はいい意味ですごく違っていました。だから逆に僕はそのテンションも探りながらちょっとずつ作っていきました。周平くんが強そうなんですよ。体つきもそうですし、刑事の説得力もありますし。それこそ準備稿の段階だと正当派って感じだったんですが、体育会系の雰囲気の方向に切ってきたのかなと。

野村:ナヨナヨして見えるのは嫌だったんで、あえて屈強のやつほど心が弱いのかもしれないねっていう。見た目は大事ですよね。見た目でどういうキャラか分かっちゃうので。

塩野:特に今回は、内容がサスペンスというか、特に大きな波があったりするわけでもなく、割と淡々と捜査をしているので、2人のキャラクター性やビジュアルが大事かなって、僕はなんとなく勝手に思ったんですよね。癖をつけたというか。2人のキャラクターが際立っていたので絵になると思います。その中で物語は地に足がついた状態で進んでいくのが良いと思います。あとは、モテるっていうのも下手にイケメンオーラを出すとか、そういうことじゃなくて作りすぎない方がいいのかなと…。視聴者があまり違和感を持たないように、ナチュラルに近く、無理しないようにと心がけました。

――バディ役に当たって心がけたことはありますか。

塩野:2人で特別に話し合ったことはないですね。

野村:そういうのは日にちが経てば。撮影初日から最後のシーンを撮っていましたからね。でもすぐ仲良くなりましたね。大儀見は夢川を一方的に嫌いだから、プライベートで仲良くしようとかあんまり考えないですけど、今回はそんないい関係じゃなくてもいいバディだったので。その意味では入りやすかったというか、気も遣わずにやっていた気がしますね。

塩野:そうですね。なんか無理してやっていく感じとかは全然なくて、本当にたまたまその場に一緒にいて、日光浴びて気持ちいいね、みたいな話をしていました。


■タイトル:『REAL 恋愛殺人捜査班』 (全6話)
■配信:2024年7月5日(金)  20時〜FODにて配信開始
■出演:野村周平/塩野瑛久
竹財輝之助/工藤美桜/佐津川愛美/和田正人 他
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