小林聡美、堂本剛主演『まる』で16年ぶりに荻上直子監督と再タッグ! 綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィンも出演

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2024年06月27日 15:11  クランクイン!

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映画『まる』に出演する(左から)綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美 (C)2024 Asmik Ace
 堂本剛が主演し、監督・脚本を荻上直子が務める映画『まる』より、堂本演じる沢田を取り巻く重要キャラクターとして、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美の出演が発表され、コメントが到着した。

【動画】堂本剛が27年ぶりに映画主演! 荻上直子監督作『まる』特報

 2024年にデビュー26周年を迎えたKinKi Kidsとして国民的スターの顔を持つ一方、ソロとしても独自の道を切り開いてきた堂本剛が、1997年に公開された『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来、27年ぶりに待望の映画主演を果たす本作。監督と企画プロデューサーから約2年間の熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至った。

 堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっていた。そんなある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた◯(まる)を発端に、日常が◯に浸食され始める奇想天外な物語だ。これまで自らストーリーを進めていく役柄の多かった堂本が、不思議な事態に巻き込まれていくキャラクターで、27年ぶりの主演にして新境地を魅せる。

 監督を務めるのは、荻上直子。円熟の域に達した荻上監督の、作家としての神髄が凝縮されたともいえるテーマで堂本と初タッグを組む。

 そしてこのたび、本作より新たにキャストが解禁。

 堂本演じる主人公・沢田のアパートの隣人で売れない漫画家・横山を演じるのは、綾野剛。今回堂本とは初共演となり、綾野自身が「ご一緒したかった」と語る待望のその組み合わせにも期待が高まる。沢田と同じく現代美術家のアシスタントとして働く矢島を演じるのは、吉岡里帆。沢田の事故がきっかけでふたりの道も別れることになるが…。

 さらに、ミャンマー出身のコンビニ店員・モーを演じるのは森崎ウィン。日本だけではなく海外でも活躍の場を広げる森崎が自身のルーツに紐づく役柄で、沢田に影響を与えていく。

 野心的なギャラリーオーナー・若草萌子を演じるのは、小林聡美。『かもめ食堂』『めがね』、日本テレビ「2クール」(2008年)以来16年ぶりの荻上直子監督出演作となり、ファン熱望の再タッグだ。上品さの中に、どこか散臭い雰囲気を漂わせる若草が果たして沢田とどのように関わっていくのか? それぞれ主演の堂本剛とは初共演となる面々が演じるキャラクターは、不思議な世界観の中でどう動き出すのか? 

 映画『まる』は、10月公開。

 追加キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■綾野剛:横山(沢田の隣人の売れない漫画家)

 ひとつひとつ祈りを大切に紡ぐ堂本剛さん。

 ひとつひとつ心の襞を大事に編む荻上直子監督。

 その無限のキャンバスに全部署の丹精が織り込まれていく。とっても変梃で健やかで、鮮やかで眩しくて。たまらなく愛おしい“まる”が誕生しました。

■吉岡里帆:矢島(現代美術家のアシスタント)

 荻上組、念願の初参加です。昔から監督の作品のファンで、以前荻上さん脚本の作品に参加させて頂いたこともあり、大変嬉しいお誘いでした。監督の作品から感じる丸くて優しい抱擁して貰えるような世界はある種憧れの場所でした。

 しかし、ここに来て今作の“まる”は新しい荻上作品の風がビュンビュンと吹いているように思います! タイトルとは裏腹にまるく収まろう、まるく関わり合おう、まるく落ち着こう、そういった事とは正反対の“まる”からの脱却、逸脱、と良い意味の裏切りを秘めた作品です。荻上監督のパンキッシュな一面に触れることが出来たのが貴重な体験で楽しかったですし、堂本剛さんとの共演も静かにワクワクとする時間でした。

 何か収まり良い所から抜け出したいと思っている方にこの作品をぜひ見て頂きたいです。

■森崎ウィン:モー(ミャンマー出身のコンビニ店員)

 荻上監督と堂本剛さんの紡ぐ物語の中で、自分のルーツでもあるミャンマー人青年として生きる事ができ、嬉しい限りです。

 国を超え遠い地で営む生活。夢や希望だけでは生きていけない現実を目の当たりにしながらも、生きる喜びを味わう。人生に丸をつけるその日まで、どうやって過ごすか、問われているような撮影の日々でした。僕自身も、演じたミャンマー人青年と共に、福徳円満で円満具足な日々に憧れたのかもしれません。是非、劇場でご体験くださいませ。

■小林聡美:若草萌子(野心的なギャラリーオーナー)

 16年ぶりに荻上監督作品に参加させていただきました。演じたのは、物事に意味や価値を求め、狂騒的になっていく私たちの姿を象徴するような、ギャラリーオーナーです。苦み走っています。周りに惑わされず、自分を信じること、表現することは、とても難しいこと。でも、ときには惑わされたり、痛手を負ってもいい。

 そんな、「まる」という言葉の哲学的な世界観を突き抜けたあたりを、楽しんでいただければと思います。

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